パソコン専門店の九十九電機、民事再生法の適用を申請、負債額は110億円
民間の信用調査会社帝国データバンクによると、パソコン専門店「ツクモ」を運営する九十九電機(鈴木淳一社長)が、10月30日に東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債額は110億円。
1947年に創業した同社は、77年にはアップル社製パソコンの販売をスタートし、78年には秋葉原初のパソコンと通信機の専門店を出店。秋葉原電気街を中心に名古屋、札幌で店舗を展開し、ヘビーユーザー向けのパソコン専門店としての地位を確立していた。
インターネット通販が好調だった07年8月期、同社は年売上高約319億9100万円を計上していた。しかし最近は支払い期間の短期化や、競争激化による利益率の低下などから資金繰りが悪化。増収増益予想を立てていた08年8月期の決算も予定していたほどの伸びを見せず、一部取引先に対する支払遅延が発生するなどしていたという。
1947年に創業した同社は、77年にはアップル社製パソコンの販売をスタートし、78年には秋葉原初のパソコンと通信機の専門店を出店。秋葉原電気街を中心に名古屋、札幌で店舗を展開し、ヘビーユーザー向けのパソコン専門店としての地位を確立していた。