理想科学工業（羽山明社長）は10月14日、オリンパス（菊川剛社長）と共同開発した次世代高速カラープリンタ「ORPHIS X（オルフィス エックス）シリーズ」を2009年2月に発売すると発表した。「ORPHIS X9050」と「ORPHIS X7250」の2機種をラインアップする。

　「ORPHIS Xシリーズ」は、オルフィスの特長である高い生産性と経済性をさらに追求。駆動系に新機構を採用し、上位機種「ORPHIS X9050」では世界最速となる毎分150枚のプリントスピードを実現。両機種で両面プリントの高速化を図っている。また、インクの使用効率を高めることで、より低価格のランニングコストを実現している。

　印刷物を必要な量だけタイムリーにプリントしたいという、企業内印刷でのプリントオンデマンドのニーズに的確に対応。チラシやリーフレットなど単一原稿の大量プリント用途、多部数の会議資料やマニュアルなどの小冊子、バリアブル印刷を活用したDMなど、用途に応じて機種やシステム構成を選択できる。

　価格は、「ORPHIS X9050」が430万円、「ORPHIS X7250」が330万円。同社では、年間2000台の販売を目標としている。