アップル、アルミ削り出しボディーの新MacBook、店頭で早くも人気が急上昇

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2008/10/15 14:10

 アップルジャパンは10月15日、ノートパソコン「MacBook」の新シリーズを発売した。東京・銀座の直営店「Apple Store 銀座」では、発表直後にもかかわらず、午前10時の開店から早速購入する来店者の姿も。熱心に新製品に触っている来店者の中にはスーツ姿のビジネスマンの姿もあった。一方、店内に「アップルショップ」を構えるビッグカメラ有楽町本店は、アップルストア以外で、日本で一番早く新型MacBook、MacBook Proに触れられる店舗。すでに5階エスカレーター前に、新型MacBook、MacBook Proの実機を各1台用意し説明を行っていた。

 売り場担当者によると「ここ最近のMac製品でもっとも反応がいい」という。朝のニュース番組で取り上げられたこともあって、開店から売り場に訪れる来店者が途切れない。来店客に評価が高いのは、ガラス製マルチタッチトラックパッドを使ったジェスチャーによる操作のようだ。また、デザインの美しさもかなり高い評価を得ているという。同店では15日正午現在、まだその場で持ち帰ることはできないが、夕方には全モデルが入荷するとのことで、すでに続々と予約が入り始めているという。立ち上がりから人気は上々のようだ。



 新しくリリースしたMacBookと15インチのMacBook Proの最大の特徴は、アルミの1枚板から削り出したボディー。より精度と質感が高く、ディスプレイを開く際に指をかける「へこみ」にまでにこだわって設計したという。さらに、NVIDIAのグラフィックチップや、LEDバックライトの液晶ディスプレイ、ガラス製マルチタッチトラックパッドを搭載し機能強化を図った。



 LEDバックライトディスプレイを採用した液晶ディスプレイは、より鮮やかな画面を実現。薄くなめらかなデザインを採用し、従来モデルに比べエネルギー消費量は最大30%削減した。グラフィックチップはアップルとNVIDIAが共同開発したNVIDIA GeForce 9400Mを搭載。前世代のモデルに比べ最大5倍の表示スピードを実現する。ガラス製マルチタッチトラックパッドは、指先の動きで画像の回転できるなどの機能を備えた。またクリックボタンをなくし、トラックパッドのどこでもトラックしたりクリックできる上、設定によっては、右クリックなどの操作もできる。

 15型のMacBook Proでは、グラフィックチップにバッテリー寿命に優れたNVIDIA GeForce 9400Mと、より高性能なNVIDIA GeForce 9600M GTの2つを搭載。バッテリー動作時間優先か、パフォーマンス優先かによってユーザーが切り替えて使用することができる。

 「MacBook Air」と17型の「MacBook Pro」もバージョンアップ。新たな「MacBook Air」は、NVIDIA GeForce 9400Mを搭載し、128GBのSSD搭載モデルも追加した。17型の「MacBook Pro」は、ボディーは従来のアルミボディーながら、ディスプレイにLEDバックライトを採用し、320GBのHDDを標準搭載した。

 アルミ削り出しボディーを採用した新製品は、MacBookでディスプレイサイズが13型、HDDが160GBでCPU動作周波数が2.0GHzのモデルが14万8800円、同250GBと2.4GHzモデルが18万4800円。このモデルにはバックライトキーボードも搭載した。MacBook Proでは15型で250GB、2.4GHzモデルが22万8800円、同320GB、2.53GHzモデルが28万8800円。

 そのほか、ポリカーボネート製ボディーの13型MacBookホワイトはHDDが120GBで2.1GHz、価格は11万4800円。アルミ製ボディーの17型MacBook Proは320GB、2.5GHzで31万8800円。また、アルミ製薄型ボディーの13型MacBook Airは120GBで1.6GHzが21万4800円、同1.86GHzで、128GBのSSD搭載モデルが29万8800円。