ニコン、初の出力装置、ヘッドホン型の映像・音楽プレーヤー「UP」
ニコンは10月7日、ヘッドホン型の映像・音楽再生プレーヤー「UP(ユー・ピー)」を発表した。「ニコン初の出力装置」(木村眞琴・取締役兼専務執行役員)で、当初はオンラインの専用サイトで販売する。10月15日から予約受付を開始する。
「UP」は40mmの高磁力ネオマグネシウムのドライバーユニットを採用したヘッドホンと、0.44型の液晶ディスプレイで構成。ディスプレイの解像度は640×480画素で、独自の密着複層型DOE(回折光学素子)レンズを使うことで高画質を実現した。外景の明るさに合わせて映像の明るさを自動調整する機能も盛り込んだ。
フラッシュメモリを内蔵しており、音楽や動画を取り込むことが可能。付属の映像・音楽を管理する専用ソフト「UPlink」を使ってUSBでファイルを転送する。音楽はMP3、WMA9、AAC、動画はMPEG-1、2、WMVのファイルが再生できる。IEEE802.11b/g対応の無線LAN機能を備え、インターネットに接続することも可能。
操作はヘッドホン部に配置したダイヤルとボタンで行う。ディスプレイはアームで上下移動して視聴位置の調整やヘッドホンの上部に収納することができる。連続時間は付属の単3形ニッケル水素電池2本で動画が約2時間、音楽は約3時間。
ラインアップは、標準モデルの「UP300」、高機能モデルの「UP300x」の2機種。「UP300」は4GBのフラッシュメモリを搭載する。「UP300x」は8GBのフラッシュメモリのほか、モーションセンサーを内蔵し、頭を上下左右することで音量などの操作が行える。また、AV入力端子も搭載した。
価格は「UP300」が5万9800円、「UP300x」は6万9800円。「情報感度の高い25-35歳の男性」(同社)をターゲットに売り込む。初回の予約台数は2機種合計で5000台だが、最終的には「数万台の販売を目指す」(映像カンパニーマーケティング本部の加藤茂氏)意向。その後は、オンラインでの販売状況を見ながら国内の店頭などや海外販売を展開する。2013年には全世界で300万台を販売する計画。
同時に、動画や音楽などのコンテンツをオンラインで配信する専用サービス「UPLINK」も開始する。音楽プロモーションビデオや語学学習教材などをPCに取り込むダウンロード方式と、無線LANでストリーミング再生する形式で提供する。サービス開始当初は無料でコンテンツを配信する。今後はレコード会社などと組み、有料コンテンツの配信も始める予定。ユーザー同士が動画を共有できる専用サイト「UPLAB」も立ち上げる。
ニコン初の出力装置にヘッドホン型ディスプレイを選んだ理由について木村取締役兼専務執行役員は「当社は写真事業が中心。今はユビキタスの世界が広がっており、もっと写真を楽しんでもらいたいと思い、第1弾として発表した」と、狙いを話した。今後の出力装置事業の展開については「TVなどは当社のブランドとして価値はないが、デジタルフォトフレームなどは検討していきたい」と話した。
ヘッドホン型ディスプレイはこれまでもオリンパスなどが発売しているが普及までには至っていない。風見一之・執行役員映像カンパニー開発本部長は「今までの商品が上手くいかなかったことは知っている。そのため、ディスプレイ、ヘッドホンなどをオールインワンにして高画質、高音質で楽しめ、ネットにも接続できるようにしたことでブレイクスルーするための仕掛けをしたつもり。ニコンとしてはやっていける」と述べ、新製品への自信を示した。
「UP」は40mmの高磁力ネオマグネシウムのドライバーユニットを採用したヘッドホンと、0.44型の液晶ディスプレイで構成。ディスプレイの解像度は640×480画素で、独自の密着複層型DOE(回折光学素子)レンズを使うことで高画質を実現した。外景の明るさに合わせて映像の明るさを自動調整する機能も盛り込んだ。
フラッシュメモリを内蔵しており、音楽や動画を取り込むことが可能。付属の映像・音楽を管理する専用ソフト「UPlink」を使ってUSBでファイルを転送する。音楽はMP3、WMA9、AAC、動画はMPEG-1、2、WMVのファイルが再生できる。IEEE802.11b/g対応の無線LAN機能を備え、インターネットに接続することも可能。
操作はヘッドホン部に配置したダイヤルとボタンで行う。ディスプレイはアームで上下移動して視聴位置の調整やヘッドホンの上部に収納することができる。連続時間は付属の単3形ニッケル水素電池2本で動画が約2時間、音楽は約3時間。
ラインアップは、標準モデルの「UP300」、高機能モデルの「UP300x」の2機種。「UP300」は4GBのフラッシュメモリを搭載する。「UP300x」は8GBのフラッシュメモリのほか、モーションセンサーを内蔵し、頭を上下左右することで音量などの操作が行える。また、AV入力端子も搭載した。
価格は「UP300」が5万9800円、「UP300x」は6万9800円。「情報感度の高い25-35歳の男性」(同社)をターゲットに売り込む。初回の予約台数は2機種合計で5000台だが、最終的には「数万台の販売を目指す」(映像カンパニーマーケティング本部の加藤茂氏)意向。その後は、オンラインでの販売状況を見ながら国内の店頭などや海外販売を展開する。2013年には全世界で300万台を販売する計画。
同時に、動画や音楽などのコンテンツをオンラインで配信する専用サービス「UPLINK」も開始する。音楽プロモーションビデオや語学学習教材などをPCに取り込むダウンロード方式と、無線LANでストリーミング再生する形式で提供する。サービス開始当初は無料でコンテンツを配信する。今後はレコード会社などと組み、有料コンテンツの配信も始める予定。ユーザー同士が動画を共有できる専用サイト「UPLAB」も立ち上げる。
ニコン初の出力装置にヘッドホン型ディスプレイを選んだ理由について木村取締役兼専務執行役員は「当社は写真事業が中心。今はユビキタスの世界が広がっており、もっと写真を楽しんでもらいたいと思い、第1弾として発表した」と、狙いを話した。今後の出力装置事業の展開については「TVなどは当社のブランドとして価値はないが、デジタルフォトフレームなどは検討していきたい」と話した。
ヘッドホン型ディスプレイはこれまでもオリンパスなどが発売しているが普及までには至っていない。風見一之・執行役員映像カンパニー開発本部長は「今までの商品が上手くいかなかったことは知っている。そのため、ディスプレイ、ヘッドホンなどをオールインワンにして高画質、高音質で楽しめ、ネットにも接続できるようにしたことでブレイクスルーするための仕掛けをしたつもり。ニコンとしてはやっていける」と述べ、新製品への自信を示した。