日産自動車・ドコモ・シャープ、世界初の「インテリジェントキー搭載ケータイ」を開発
日産の「インテリジェントキー」は、双方向のワイヤレス技術により、車のキーを携帯するだけで、ドアの施錠・解錠やエンジンの始動・停止を可能にするシステム。今回の「インテリジェントキー搭載ケータイ」は、多くの人が日ごろから所持している携帯電話に「インテリジェントキー」機能を搭載することで、ユーザーの利便性を高めるとともに、将来的な携帯電話の拡張性により、さらなる実用性を持たせることを目的に開発した。
NTTドコモは、携帯電話と「インテリジェントキー」の連携を想定した商品性のシミュレーションを実施。シャープは「インテリジェントキー搭載ケータイ」のハードウェア開発を、日産自動車は、携帯電話への「インテリジェントキー」内蔵化の技術支援と車両適合開発を、それぞれ担当した。同技術は、日産自動車とシャープによる「インテリジェントキー」電子素子の小型組み込み技術、ワイヤレス交信性能技術、各機能間での電磁環境両立性技術の確立によって実現したという。3社は今後、08年度早期の商品化に向けてさらなる開発を進める。
なお、「インテリジェントキー搭載ケータイ」は、幕張メッセで9月30日から10月4日まで開催される「CEATEC JAPAN 2008」に出展され、各社のブースで展示とデモンストレーションが行われる予定。