オリンパス、新規格を搭載した一眼レフカメラなどを開発
オリンパスイメージング(大久保雅治社長)は9月22日、8月5日に松下電器産業と共同で発表した「マイクロフォーサーズシステム規格」に準拠したデジタル一眼レフカメラを開発していると発表した。また、既存の「フォーサーズシステム規格」に準拠した中級機タイプのデジタル一眼レフカメラもあわせて開発を行う。いずれも発売日、価格ともに未定。
「マイクロフォーサーズシステム規格」は、大幅な小型化、軽量化を実現するために策定したレンズ交換式デジタル一眼システム。既存の「フォーサーズシステム規格」と比較して、マウントと撮像素子との間隔は約1/2に短縮。マウント径は約6mm縮小した。これにより、カメラボディや広角系レンズや高倍率レンズの小型化、軽量化が可能。
また、マウント電気接点数は9点から11点に変更したことで、新機能への対応などの拡張性も高めた。カメラのほか、同規格に準拠した交換レンズの開発も進めるという。
一方、既存の「フォーサーズシステム規格」に準拠した一眼レフカメラは「E-520」と「E-3」の中間に位置する中級機として開発を行う。「E-3」の持つ11点全点ツインクロスセンサーによる高速AFシステム、最大5EVステップの補正効果を実現したボディー内手ぶれ補正機構などの特徴を継承。また、防塵防滴機能に代わる新機能を備えるなどの開発を進める予定。
なお、各製品のコンセプトモックアップは、9月23日から28日までドイツ・ケルンメッセで開催される世界最大規模の映像機材総合見本市「フォトキナ2008」に参考出品する。