ライカ、光学系の壁を越えるf値「0.95」を実現した世界一明るい交換レンズ
ライカカメラジャパンは9月15日、同社レンジファインダーカメラ「Mシステム」用の交換レンズ「ノクティルックスM f0.95/50mm ASPH.」を09年2月に発売すると発表した。「光学系の壁」といわれる開放f値「1」を超える明るさ「0.95」を実現したのが特徴。
75年に発売した「ノクティルックスM f1/50mm ASPH.」の後継モデルで、旧モデルとほぼ同じサイズを維持しながらf0.95を実現。「口径食」や「歪曲収差」などをを抑える改良も施した。レンズ構成は、絞りを中心に8枚のレンズを前後対称に配置したダブルガウス型。非球面レンズを2枚採用した。また、8枚のレンズのうち5枚に異常部分分散ガラスを使い、そのうち3枚には高屈折率ガラスを使用した。
また、ピント調整時に最後群のレンズがその他のレンズとの相対的な位置を変える「フローティングシステム」で近接撮影で描写力を向上させた。E60サイズのフィルターねじとロック機能付き収納式フードも備える。サイズは、長さ約75mm、最大径73mm、重さは630g。価格は未定。