ソニー、BDレコーダー6機種を発表、08年年末商戦でシェア40％獲得へ
ソニーは9月3日、新開発の高画質回路を搭載したブルーレイディスク（BD）レコーダー6機種と、BDプレーヤー2機種を9月27日より順次発売すると発表した。ソニーでは「高画質」をうたい文句に年末商戦向けて投入する。価格はプレーヤー1機種を除き、すべてオープン。
●立体感のある映像を表示するBDレコーダー6機種
新製品は、高いクオリティの映像とサウンドを楽しめる「Xシリーズ」、ハイビジョンビデオカメラとの連携を重視した「Lシリーズ」、手軽にハイビジョン番組を録画できる「Tシリーズ」で展開。各シリーズで、搭載チューナー数やHDDの容量が違う2モデルずつ、計6モデルをラインアップした。
全モデルで、新開発の高画質回路「CREAS（クリアス）」を搭載。デジタル放送やBDソフトの8ビット、256階調の信号を、64倍の14ビット、1万6384階調の信号に変換して出力し、より立体感のある映像を表示する。また、テレビが、14ビットの信号に対応していない場合、8ビットや10ビットでも、14ビット相当の階調表現を保持して表示する「Super Bit Mapping for Video」技術も備えた。
「シアターを堪能するX」として、高画質を追求した「Xシリーズ」は、ハイビジョン（HD）映像を、1080/60pのプログレッシブハイビジョン映像に高精細化して出力する高画質化回路「DRC-MFv.3」や、HDMIで出力した音声のノイズを抑える「ジッタノイズ低減システム」などを搭載。本体は振動による音質劣化を抑える設計を採用するなど、高画質・高音質にこだわった。
HDDの容量が1TB（テラバイト＝1000GB）の「BDZ-X100」と、500GBの「BDZ-X95」の2モデルを用意。2機種ともに地上・BS・110度CSデジタルチューナーを2基内蔵する。実勢価格は「BDZ-X100」28万円前後、「BDZ-X95」が20万円前後の見込み。
「Lシリーズ」は、デジタルビデオカメラとの連係機能を強化したモデル。500GBのHDDと、2基の地上・BS・110度CSデジタルチューナーを内蔵した「BDZ-L95」、HDD容量320GB、地上・BS・110度CSデジタルチューナー1基を内蔵する「BDZ-L55」を発売する。実勢価格は「BDZ-L95」が17万円前後、「BDZ-L55」が13万円前後の見込み。
ビデオカメラの映像を簡単にHDDに取り込むことができる「ワンタッチダビングボタン」を搭載。「つづき取りこみ」機能で、新規で撮影した映像を判別して取り込めるので、重複を防止できる。「BDZ-L95」では、BDレコーダーでは国内初のマルチカードスロットを搭載。メモリースティックやコンパクトフラッシュ、SDメモリカードなどを直接差し込んで映像や写真を取り込める。
一方、エントリーモデルの「Tシリーズ」では、「番組を楽しむT」として録画機能を充実させた「BDZ-T75」と「BDZ-T55」をラインアップ。番組視聴中に気になった言葉や人名を入力すると、該当する番組を一括で表示し、録画予約が可能な「気になる検索」、電子番組表のデータをもとに、流行のテーマやキーワードを自動分析し、日替わりで紹介する「x-みどころマガジン」機能を盛り込んだ。
「BDZ-T75」は地上・BS・110度CSデジタルチューナーを2基、「BDZ-T55」は1基内蔵する。HDD容量は2機種ともに320GB。実勢価格は「BDZ-T75」が14万円前後、「BDZ-T55」が11万円前後の見込み。
●静音性を高めたBDプレーヤーなど2機種
同時に、手軽にBDソフトを視聴したいというユーザー向けに、BDプレーヤーは高機能モデル「BDP-S50000ES」と普及モデル「BDP-350」を投入する。「BDP-S50000ES」は新回路「CREAS」を搭載するほか、BDの読み取り機構に高精度プレシジョンドライブHDを採用。ドライブの密閉性を高め、他の回路へのノイズ干渉を防ぐとともに、静音性を高めた。価格は29万4000円。
また、「BDP-350」は、映画と同じ毎秒24コマのプログレッシブハイビジョン映像の表示が可能でBDソフト本来の画質を楽しめる。ドルビーTrueHDのデコードに対応し、可逆圧縮によって音声データをオリジナルのレベルにまで戻すことが可能。価格はオープン。実勢価格は4万5000円前後の見込み。
発表会で、栗田伸樹・ソニーマーケティング副社長は「BDレコーダー市場は急拡大しており、08年度末にはレコーダーマーケットの構成比で50％、09年度末には90％がBDになる。今回のラインアップは、そうした拡大する市場でユーザーの多様なニーズに応えられる製品だ。当社では今年の10-12月の年末商戦ではBDレコーダーで40％のシェアを獲得するつもりだ」と述べ、販売に自信を見せた。
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●立体感のある映像を表示するBDレコーダー6機種
新製品は、高いクオリティの映像とサウンドを楽しめる「Xシリーズ」、ハイビジョンビデオカメラとの連携を重視した「Lシリーズ」、手軽にハイビジョン番組を録画できる「Tシリーズ」で展開。各シリーズで、搭載チューナー数やHDDの容量が違う2モデルずつ、計6モデルをラインアップした。
全モデルで、新開発の高画質回路「CREAS（クリアス）」を搭載。デジタル放送やBDソフトの8ビット、256階調の信号を、64倍の14ビット、1万6384階調の信号に変換して出力し、より立体感のある映像を表示する。また、テレビが、14ビットの信号に対応していない場合、8ビットや10ビットでも、14ビット相当の階調表現を保持して表示する「Super Bit Mapping for Video」技術も備えた。
「シアターを堪能するX」として、高画質を追求した「Xシリーズ」は、ハイビジョン（HD）映像を、1080/60pのプログレッシブハイビジョン映像に高精細化して出力する高画質化回路「DRC-MFv.3」や、HDMIで出力した音声のノイズを抑える「ジッタノイズ低減システム」などを搭載。本体は振動による音質劣化を抑える設計を採用するなど、高画質・高音質にこだわった。
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HDDの容量が1TB（テラバイト＝1000GB）の「BDZ-X100」と、500GBの「BDZ-X95」の2モデルを用意。2機種ともに地上・BS・110度CSデジタルチューナーを2基内蔵する。実勢価格は「BDZ-X100」28万円前後、「BDZ-X95」が20万円前後の見込み。
「Lシリーズ」は、デジタルビデオカメラとの連係機能を強化したモデル。500GBのHDDと、2基の地上・BS・110度CSデジタルチューナーを内蔵した「BDZ-L95」、HDD容量320GB、地上・BS・110度CSデジタルチューナー1基を内蔵する「BDZ-L55」を発売する。実勢価格は「BDZ-L95」が17万円前後、「BDZ-L55」が13万円前後の見込み。
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ビデオカメラの映像を簡単にHDDに取り込むことができる「ワンタッチダビングボタン」を搭載。「つづき取りこみ」機能で、新規で撮影した映像を判別して取り込めるので、重複を防止できる。「BDZ-L95」では、BDレコーダーでは国内初のマルチカードスロットを搭載。メモリースティックやコンパクトフラッシュ、SDメモリカードなどを直接差し込んで映像や写真を取り込める。
一方、エントリーモデルの「Tシリーズ」では、「番組を楽しむT」として録画機能を充実させた「BDZ-T75」と「BDZ-T55」をラインアップ。番組視聴中に気になった言葉や人名を入力すると、該当する番組を一括で表示し、録画予約が可能な「気になる検索」、電子番組表のデータをもとに、流行のテーマやキーワードを自動分析し、日替わりで紹介する「x-みどころマガジン」機能を盛り込んだ。
「BDZ-T75」は地上・BS・110度CSデジタルチューナーを2基、「BDZ-T55」は1基内蔵する。HDD容量は2機種ともに320GB。実勢価格は「BDZ-T75」が14万円前後、「BDZ-T55」が11万円前後の見込み。
●静音性を高めたBDプレーヤーなど2機種
同時に、手軽にBDソフトを視聴したいというユーザー向けに、BDプレーヤーは高機能モデル「BDP-S50000ES」と普及モデル「BDP-350」を投入する。「BDP-S50000ES」は新回路「CREAS」を搭載するほか、BDの読み取り機構に高精度プレシジョンドライブHDを採用。ドライブの密閉性を高め、他の回路へのノイズ干渉を防ぐとともに、静音性を高めた。価格は29万4000円。
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また、「BDP-350」は、映画と同じ毎秒24コマのプログレッシブハイビジョン映像の表示が可能でBDソフト本来の画質を楽しめる。ドルビーTrueHDのデコードに対応し、可逆圧縮によって音声データをオリジナルのレベルにまで戻すことが可能。価格はオープン。実勢価格は4万5000円前後の見込み。
発表会で、栗田伸樹・ソニーマーケティング副社長は「BDレコーダー市場は急拡大しており、08年度末にはレコーダーマーケットの構成比で50％、09年度末には90％がBDになる。今回のラインアップは、そうした拡大する市場でユーザーの多様なニーズに応えられる製品だ。当社では今年の10-12月の年末商戦ではBDレコーダーで40％のシェアを獲得するつもりだ」と述べ、販売に自信を見せた。
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