今、一番人気のミニPCはどれ? 拡大する新市場をけん引するマシンを探る
家電量販店で、日に日に売り場が大きくなっている低価格モバイルPC。ラインアップ数も増え、どれを買おうか迷っている人も多いのでは? そこで、全国の量販店のPOSデータを集計した「BCNランキング」をもとに、「10インチ以下」「10万円以下」のモバイルPC「ミニPC」の最新週間ランキングをお届けしよう。
お盆休みを含めた08年8月第2週(8月11-17日)の販売台数シェアで1位になったのはASUSTeK Computer(ASUS)の「Eee PC 901-X」だった。「Eee PC 901-X」は、パールホワイト、ファインエボニーの2色で展開しており、たった2機種で46.1%という高いシェアを獲得した。
「Eee PC 901-X」は7月発売のEeePC新モデル。前モデルよりも液晶サイズを8.9型と一回り大きくし、バッテリー駆動時間を8.3時間に延ばしたのが特徴。記憶媒体としてHDDの代わりに搭載するSSD(ソリッド・ステート・ディスク)も12GBと、前モデルの3倍に増やした。8月21日時点の市場推定価格は5万9000円前後。
2位は1月発売の初代EeePC「Eee PC 4G-X」で、シェアは24.4%。1位の「Eee PC 901-X」と合算すればシェアはなんと70.5%にものぼる。依然として「Eee PC」がミニPC市場をけん引している状態だ。
2位につけた初代のEeePCは、発売から半年が経過しているものの、最近目につくようになったデータカードとのセット販売で人気が復活しているようだ。発売当初は4万9800円で販売していたが、セット販売の影響で平均価格もかなり下がっており、現在、市場推定価格は3万9000円前後になっている。
3位は日本エイサーの「Aspire one」で、シェアは9.0%。発売は8月23日だが、予約分で上位にランクインした。8.9インチ液晶を搭載し、重さは1.1kg。こちらは記憶媒体にHDDを採用している。容量は120GBあるので、データをたっぷり保存することができる。
前評判が高い「Aspire one」だが、日本エイサーは8月21日、発売日当日に一部の予約購入者のもとに製品が届かない可能性があると発表した。しかし「発売1週間ぐらいで、すべての予約者のもとに届く」(同社)としており、混乱は一時的なものになりそうだ。(BCN・山下彰子)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで121品目を対象としています。
お盆休みを含めた08年8月第2週(8月11-17日)の販売台数シェアで1位になったのはASUSTeK Computer(ASUS)の「Eee PC 901-X」だった。「Eee PC 901-X」は、パールホワイト、ファインエボニーの2色で展開しており、たった2機種で46.1%という高いシェアを獲得した。
「Eee PC 901-X」は7月発売のEeePC新モデル。前モデルよりも液晶サイズを8.9型と一回り大きくし、バッテリー駆動時間を8.3時間に延ばしたのが特徴。記憶媒体としてHDDの代わりに搭載するSSD(ソリッド・ステート・ディスク)も12GBと、前モデルの3倍に増やした。8月21日時点の市場推定価格は5万9000円前後。
2位は1月発売の初代EeePC「Eee PC 4G-X」で、シェアは24.4%。1位の「Eee PC 901-X」と合算すればシェアはなんと70.5%にものぼる。依然として「Eee PC」がミニPC市場をけん引している状態だ。
2位につけた初代のEeePCは、発売から半年が経過しているものの、最近目につくようになったデータカードとのセット販売で人気が復活しているようだ。発売当初は4万9800円で販売していたが、セット販売の影響で平均価格もかなり下がっており、現在、市場推定価格は3万9000円前後になっている。
3位は日本エイサーの「Aspire one」で、シェアは9.0%。発売は8月23日だが、予約分で上位にランクインした。8.9インチ液晶を搭載し、重さは1.1kg。こちらは記憶媒体にHDDを採用している。容量は120GBあるので、データをたっぷり保存することができる。
前評判が高い「Aspire one」だが、日本エイサーは8月21日、発売日当日に一部の予約購入者のもとに製品が届かない可能性があると発表した。しかし「発売1週間ぐらいで、すべての予約者のもとに届く」(同社)としており、混乱は一時的なものになりそうだ。(BCN・山下彰子)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで121品目を対象としています。