富士通、デスクトップPCの秋冬モデル10機種と、TEOシリーズ2機種
●円形フットプレートを採用したディスプレイ一体型の「Fシリーズ」
スタンド部に円形のフットプレートを採用し、机上などの狭い場所でも設置できるコンパクトなデザインが特徴。08年夏モデルからラインアップに加わったシリーズで、従来の16型ワイドモデル「F/B50」に加え、今回テレビ視聴機能を搭載した19型ワイド液晶モデル「F/B70T」を新たに追加した。
「F/B70T」は、インテルの最新プラットフォーム「Montevina」に対応し、CPUはCore 2 Duo P8400(2.26GHz)、メモリは高速DDR3 2GBメモリ、500GBのHDDを搭載する。また、地上デジタル放送対応のデジタルチューナーを搭載し、「地デジ対応Windows Media Center」を使ったTV視聴が可能。
実勢価格は「F/B70T」が20万円前後、「F/B50」が17万円前後の見込みで、発売日は8月22日。
●ディスプレイ一体型の「LXシリーズ」、AV機能に注力
22型ワイド液晶を搭載した「LX/B90D」「LX/B70D」と、19型ワイド液晶搭載の「LX/B80D」「LX/B50D」の4機種をラインアップする。4機種ともに、地上・BS・110度CSデジタルチューナーを2基ずつ搭載し、どのデジタル放送の組み合わせにも対応するダブル録画機能を備える。また、CPUにCore 2 Duo E7200(2.53GHz)、2GBメモリ、500GBのHDDを搭載する。
各液晶サイズの上位モデルにあたる「LX/B90D」と「LX/B80D」には、Blu-ray(BD)ドライブを搭載。BDソフトの再生から、BDへのメディア保存が可能だ。また、デジタル放送の録画ルール「ダビング10」には、出荷時から対応する。一方、下位モデルの「LX/B70D」「LX/B50D」は、DVDスーパーマルチドライブを搭載する。
実勢価格と発売日は、22型ワイド液晶モデルの「LX/B90D」が29万円前後、「LX/B70D」が25万5000円前後でともに9月6日。19型ワイド液晶モデルの「LX/B80D」が26万円前後で8月30日、「LX/B50D」が22万5000円前後の見込みで9月6日。
●セパレートタイプの「CEシリーズ」、コンパクトタイプの「EKシリーズ」
「CEシリーズ」は、22型ワイド液晶を搭載した「CE/B90」「CE/B50」と、19型ワイド液晶モデル「CE/B40」の3機種を用意。上位モデルの「CE/B90」は、CPUにCore 2 Quad Q9300(2.5GHz)、2GBメモリ、500GBのHDDを搭載。また、高速グラフィックカードの増設が可能なPCI Express x16スロットを備える。
実勢価格は、「CE/B90」が24万円前後、「CE/B50」が20万円前後、「CE/B40」が16万5000円前後の見込み。発売日は8月22日。
一方コンパクトな19型ワイド液晶一体型PC「EKシリーズ」は、「EK/B50」の1機種のみ。デュアルコアCPUのCore 2 Duo T8100(2.1GHz)を搭載し、基本性能を向上させた。そのほか、1GBメモリと320GBのHDDを備え、実勢価格は15万円前後の見込み。発売日は9月6日。
●TVと接続できるリビングPC「TEOシリーズ」
BDドライブ搭載の「TEO/B90D」とDVDスーパーマルチドライブ搭載「TEO/B70D」の2機種をラインアップ。薄型テレビに接続することで、レコーダーとしてもPCとしても活用できるのが特徴。
2機種とも、ドライブとHDD容量以外の基本性能は同じで、CPUにAMD Turion X2 RM-70(2GHz)、AMD M780Gチップセット、2GBメモリを搭載し、HDD容量は「TEO/B90D」が750GB、「TEO/B70D」が500GB。ダブル録画対応の地上・BS・110度CSデジタルチューナーを搭載する。
実勢価格は、「TEO/B90D」が20万円前後、「TEO/B70D」が15万円前後の見込みで、発売は9月下旬。