日立、ハイビジョン対応の液晶テレビとプラズマテレビ新型4モデル
薄型の電源や液晶モジュールを採用した「WoooUTシリーズ」は、モニタの最薄部が3.5cmという超薄型テレビ。今回はネットTVに対応し、チューナーにHDDを内蔵した「UT-XP770シリーズ」と、HDD非搭載の「UT-XV700シリーズ」で、47V型をラインアップに追加した。
いずれも47V型の「フルHD IPSパネル」を採用し、輝度500cd/m2で視野角は178度。24コマ/秒の映画フィルムの映像を60コマ/秒のテレビ信号に変換する「なめらかシネマ」、60コマ/秒の映像を120コマ/秒に増やして残像感の少ない鮮明な映像を再現する「倍速120コマ」変換などの高画質技術を備える。透過性の素材を用いたベゼルには、香水の瓶のように厚みに変化を持たせ、表面にはクリスタルカットを施している。
「UT47-XP770」は250GBの内蔵HDDと、地上/BS/110度CSデジタル放送と地上アナログ放送に対応するダブルチューナーを搭載。HD映像を無変換のままで録画する「TSモード」に比べて2倍の時間録画できる「XCodeHD」を備える。カラーバリエーションはクリスタルブラックとホワイトムスクの2色をラインアップした。価格はオープンで実勢価格は48万円前後の見込み。「UT47-XV700」はチューナーにHDDを内蔵せず、地上/BS/CSデジタル放送、地上アナログ放送に対応する。実勢価格は44万円前後の見込み。
一方、プラズマテレビ「Wooo 02シリーズ」でも37V型の「P37-HR02」を追加。「HDブラックパネル」を搭載し、15000:1の高いコントラスト比で、引き締まった黒を表現する。光沢感を保ったまま外光の反射を低減させるARコートを施した高性能フィルタを使用。250GBの内蔵HDDを搭載し、「XCodeHD」も利用できる。地上/BS/CSデジタル放送、地上アナログ放送対応のダブルチューナーを内蔵する。価格はオープンで、実勢価格は22万円前後の見込み。
今回発表したすべてのモデルで、レコーダーやシアターアンプなどとHDMIケーブルで接続してシステムリンクできる「Woooリンク」に対応する。フルHD映像や1080p信号に対応する画像処理エンジン「Picture Master」、別売りの着脱可能なカセットHDD「iVDR-S」を装着できる「iVポケット」を搭載。8局表示と6局表示の選択が可能な電子番組表(EPG)は、小画面の映像とともに画面下部に表示できるので、視聴しながら裏番組の内容を確認して選局できる。