米マイクロソフト、ユーザー制作ゲームをオンラインで販売するサービス
マイクロソフト コーポレーションは7月24日、「Xbox LIVE コミュニティー ゲーム」サービスにより、XNAクリエイターズクラブのメンバーがXbox LIVEマーケットプレースを通じて、自分で制作したオリジナルのゲームを販売できるようにすると発表した。
これは、米国で開催中のゲーム開発技術カンファレンス「Gamefest 2008」の基調講演で発表したもの。実現すれば、ゲームを制作するすべての人が、ゲームデベロッパーとして活躍する機会を得られる。
ゲーム開発環境「XNA Game Studio」は無償提供しているもので、ゲーム開発に対する門戸を広く一般に開放する。今回発表された新しいビジネスモデルでは、年間数十億ドル規模の家庭用ゲーム機市場にXNAクリエイターズクラブのメンバーが参入できることになり、マイクロソフトはゲーム配信サービスの一般開放を果たす。
北米で配信するベータ版の「Xbox LIVE コミュニティー ゲーム」では、すでに多くの新しい独創的なゲームが次々と発表されている。一般向けにサービスが始まれば、Xbox LIVEにコミュニティーゲームが加わることにより、Xbox 360のゲームライブラリは現在の倍の規模に成長すると見込まれる。なお、日本でのサービス開始は未定。