アンテナハウス、インターネット上でPDFにコメントが書けるサービス
文書内容についての査読・コメント付けなどの共同作業を、ウェブ上で簡単・便利に行えるサービス。SaaS形式で提供するため、インターネットに接続できるPCとブラウザがあれば、別途、PDFにデータを書いたり、PDFを作成するソフトを使用する必要はない。原本として利用できるファイル形式は、文書ファイルがテキストファイル、PDF、Word、Excel、Powerpoint。画像ファイルがSVG、EMF、WMFなどのベクトル図形と、JPEG、PNG、BMP、TIFFなどのラスター図形。
同サービスは、特定の企業・団体・グループ単位で利用してもらうのが目的。共同作業グループの管理者がアンテナハウスからサービス利用権を取得後、文書の起案者(オーナ)が起案した文書をサービスに登録し、査読担当者(レビュア)を指名してレビューを開始する。レビュアはブラウザで文書の内容を表示し、その文書にコメントや画像などを追記することが可能。レビュー期間が終了したら、オーナは追記された内容を含むPDFをダウンロードし、結果を確認することができる。
このほか、施設の利用申請書やアンケート用紙、宿題や試験問題などを登録し、利用者や回答者をレビュアとして指定しておけば、利用申請書やアンケート、宿題や試験の回答用紙を受け取ることもできる。同社では、今後、同サービスの機能強化を図り、12月をめどに、一般の利用者向けに有償のSaaSサービスとして提供する予定。