コーレル、統合デザインソフト「CorelDRAW Graphics Suite」の最新版X4

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2008/07/22 16:29

 コーレルは、あらゆるデザインワークとページレイアウトをカバーする統合デザインソフトの最新版「CorelDRAW Graphics Suite X4」を8月15日に発売する。価格は通常版が5万7540円、ダウンロード版が4万7040円。このほか、「CorelDRAW」「CorelDRAW Graphics Suite」「CorelDRAW Essentials」のユーザーを対象としたアップグレード版、およびアカデミック版が2万6040円、他社製品のユーザーなどを対象とした特別優待版が4万7040円。

 グラフィックデザインに必要なドロー、画像編集、ページレイアウト、DTPのすべてに対応する統合デザインソフト。「CorelDRAW」「Corel PowerTRACE」「Corel PHOTO-PAINT」「Corel CAPTURE」の複数アプリケーションをシームレスに使用でき、作業効率の向上が図れる。

 最新版では、「Adobe Photoshop」および「Illustrator CS3」ファイル形式(非圧縮)や、「Microsoft Office 2007」形式のインポートに対応。このほか、PDFへの書き出しで「Acrobat 8」形式にも対応し、パスワードや暗号化の設定も可能になった。テキストやグラフィックスを構造的にレイアウトできる表の作成や、インポートが簡単に行えるテーブルツールを搭載し、テーブルとセルの整列、サイズ変更、編集なども効率的に行える。ページごとのレイヤー作成や管理も可能なため、ページごとにガイドラインを使い分けたり、マスターページで全ページのレイヤーを設定することもできる。

 主要なデジタルカメラのRAWファイル現像にも対応し、ホワイトバランス、露出、シャープネスなど各種パラメータ調整も可能。フォントにカーソルを合わせるだけで結果をプレビューしたり、段落テキストをミラー化する機能のほか、ビットマップ画像の中心線を自動で感知・検出し、テクニカルイラストと線画の2種類の線でトレースができる「中心線トレース」機能も搭載。Windows Vista Searchとの連携にも対応する。

 素材集としてクリップアートイメージ1万点、デジタルイメージ1000点を同梱するほか、テンプレートが80種類、OpenTypeおよび国際フォント1000種類以上、Windows Glyph List 4 (WGL4) フォント75種類を収録した。対応OSはWindows Vista、XP。