エイサー、5万円台の小型ノートPC市場に8月参入、眞鍋かをりも太鼓判

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2008/07/11 13:18

 日本エイサー(エイサー、ボブ・セン社長)は7月10日、6月に台湾のイベントで発表した小型ノートPC「Aspire one」を8月中旬に日本で発売すると発表した。価格はオープン。実勢価格は5万4800円前後の見込み。発表会には人気ブロガーとしても知られるタレントの眞鍋かをりさんが登場し、トークセッションで製品についての感想を語った。


 「Aspire one」は、同社が屋外でのネット接続に特化したモバイル端末で、「持ち運ぶインターネット」をコンセプトに開発したネットブック。1024×600ドット(WVGA)の8.9インチ液晶を搭載し、重さは1.1kg。内蔵HDDの容量は120GBでメモリは1GB。CPUにはモバイルネット端末向け超小型CPUのインテル Atom N270(1.6Ghz)を搭載する。OSはWindows XP Home Edition(SP3)。


 ユーザーの手になじむよう丸みを帯びたデザインを採用した。表面は日本写真印刷のプリント技術「成型同時加飾転写システム」を利用して、自動車や携帯電話の表面のような、つやのある加工を施した。

 このほか、USBポート×3、SDカードやMMCに対応する「All in one カードリーダー」などを本体側面に配置し、30万画素Webカメラも備える。無線LANは802.11b/gに対応しており、バッテリー駆動時間は約3時間。本体サイズは幅24.9×奥行き17×高さ2.9cm。カラーはシーシェルホワイトとサファイアブルーの2色。

 ボブ・セン社長は「昨年末から、小型ノートPCの発表が相次いでいるが、当社がその流れから少し遅れたのは製品の完成度や供給体制を追求していたため。出荷後の品薄感はないと保証できる」と強調。また、ASUSTeK Computer製の超小型ノートPC「Eee PC」と「Aspie one」を比較し「『Aspire one』はインテルのAtomプロセッサーを搭載している。性能面で差別化は図れるのではないか」と語った。


 その後は、「ブログの女王」として知られる眞鍋かをりさんがゲストとして登場。自身を「プチ引きこもり」だという眞鍋さんは、ブログの更新はほぼ自宅で行うという。「外出先での更新だとどうしてもケータイになるんですけど、PCみたいにレイアウトを工夫できないのがイヤなんです。それに普通のノートPCは小さいカバンには入りきらないので、どうしても帰宅してからの更新になっちゃう。でも、これ(Aspire one)だと気軽に持ち運べるし、カメラやマイクが付いててSkypeまでできるので、家でやっていることが全部できちゃいますね」と性能面に太鼓判。


 ここでボブ・セン社長からサプライズとして、眞鍋さんが最近はまっているという白ワインと、「Aspire one」のシーシェルホワイトモデルが贈られる演出が。眞鍋さんは「とてもうれしいです。色んな活用法が浮かんできたんですけど、レストランやカフェで食事をしながら、リアルタイムのブログ更新なんかもしてみたいです」と笑顔を見せた。