富士ゼロックス、毎分125ページの高速モノクロカット紙プリンタ

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2008/07/03 10:09

 富士ゼロックス(山本忠人社長)は7月2日、プロダクション市場向けに、モノクロ毎分125ページの高速・高画質モノクロプリンタ「4127 Enterprise Printing System」を9月8日に発売すると発表した。税別価格は1034万円。

 同社の基幹系業務分野のモノクロカット紙プリンタでは最上位機種となる製品で、企業の基幹系業務処理から、アウトソーサーやデータセンターまで幅広く対応。オプションを含め最大9080枚の従来の用紙給紙機能に加え、新たに最大5500枚の大容量スタッカーを採用することでスタック機能を拡充。プリント中でも用紙やトナーの補給が可能で、大量の連続プリント業務にも対応できる。

 プリンタを制御するシステムソフトに「FreeFlow Print Server 6,0」を採用。初めてファイルサイズ2GB以上の一括プリントに対応したほか、頻繁に使用するプリンタ操作画面をあらかじめ登録し、操作を簡素化できる「ショートカット」機能も搭載。同社の従来の高速カット紙プリンタ群に搭載されているシステムソフトとの互換性も備えた。

 1200×1200dpiの高解像度を実現し、バーコードや微細な文字もクリアに印刷する。定形サイズは最小B5から最大A3ノビまで、非定形サイズはX方向182?488mm、Y方向140?330mmと広い範囲の用紙サイズに対応。ラベル紙や見開きハガキ用紙にも印刷できる。A4サイズで最大100枚のステープルや、25枚の中綴じも可能。インターポーザーによる事前印刷用紙での表紙付けも行える。

 高速RIP処理を実現し、各社メインフレームからオープンシステムまで幅広く接続することができる。対応OSはWindows Vista/XP、Windows Server 2003と、Mac OS X(10.4/10.5)。サイズはプリント部が幅1275×奥行き786×高さ1455mm、重さは252kg。外部コントローラーが幅220×奥行き467×高さ434mm、重さは16kg。