松下、Atomプロセッサ・5.6型タッチスクリーン液晶搭載のUMPC

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2008/06/27 13:06

 松下電器産業は6月26日、企業向けPC「TOUGHBOOK」の新シリーズとして、5.6型タッチスクリーン液晶を搭載したウルトラモバイルPC「CF-U1」を、10月23日に発売すると発表した。

 5.6型のタッチスクリーン液晶を備え、10キーモデル/フルキーモデルの2つのキーボードタイプを用意する。OSには、Windows Vista Business SP1をプリインストール、Windows XP Professional SP2のリカバリディスクも同梱するため、OSの変更も可能。CPUは省電力のAtom Z520(1.33GHz)を採用、標準で1GBのDDR2メモリ、16GBのフラッシュメモリドライブを搭載する。約5時間稼働するバッテリを2本同時に装着でき、連続稼働時間は最大で約10時間。ホットスワップに対応し、PCの電源がONのままでも1本ずつバッテリを交換できる。

 屋外や車載など過酷な環境で耐えうる性能を備え、高い防滴防塵性能を誇る。動作した状態での高さ約120cmから落下させる動作落下試験もクリアした。メイン基板はマグネシウム合金で挟み、きょう体側面には弾力性の高いエラストマー樹脂を使用する。内部は防水用のシリコンゴムでカバーし、表面はボタンと一体化した防水シートで保護する。

 無線LAN機能は、IEEE 802.11a/b/g/nドラフト2.0に準拠。GPSモジュールやFOMA HIGH-SPEED対応ワイヤレスWANを内蔵するなどのカスタマイズにも対応する。そのほか、バーコードリーダーやカメラ、指紋認証センサーのカスタマイズも可能。長時間の手持ち使用に便利なハンドストラップを備え、サイズは幅184×奥行き151×高さ57mmで、重さは1.06kg。価格はオープンで、10キーモデル、フルキーモデルともに25万円前後の見込み。