ジャングル、統合セキュリティソフト「ZoneAlarm」のVista対応版

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2008/06/12 13:01

 ジャングル(高田晃子社長)は、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ・リミテッド製の統合セキュリティソフト「ZoneAlarm Internet Security Suite Vista SP1対応」と「ZoneAlarm Pro Vista SP1対応」を、6月26日に発売すると発表した。

 「ZoneAlarm Internet Security Suite Vista SP1対応」は、ファイアウォール機能を核に、さまざまなセキュリティ対策ツールを搭載した統合セキュリティスイート。Windows Vistaの新API「WFP(Windows Filtering Platform)」に対応し、高い安全性と安定性を提供する。

 「ZoneAlarm Pro Vista SP1対応」は、「ZoneAlarm Internet Security Suite Vista SP1対応」から、ウィルス対策、フィッシング詐欺の防止、スパム防止、保護者コントロール、自動学習の5つの機能を除いた製品。

 両製品とも「ZoneAlarmファイアウォール」を含む包括的なマルチレイヤの防御機能を搭載し、最新の複雑なオンライン上の脅威に対応。インターネットとPCの通信を監視し、ハッカーやスパイウェア、トロイの木馬などの不正プログラムの侵入と情報漏えいを防ぐ。独自の「OSファイアウォール」を通じてVista OSと緊密に連携し、従来型のファイアウォールやシグネチャベースのシステムでは見逃しがちな脅威もブロックする。

 「アンチスパイウェア」機能は、リアルタイム監視やインテリジェントクイックスキャン、スケジュールスキャンなどによって悪質なスパイウェアや不要なアドウェアをスキャンし、隔離・除去するほか、隔離したファイルの復旧やトラッキングCookieの検出も行う。

 「アンチウイルス」機能は、メールや添付ファイルの自動スキャンや、ファイル操作時にウイルスを自動で検出・除去するほか、ヒューリスティックスキャンやバイトレベルスキャンを行うことで、ウイルスやワームを自動でブロックする。フィッシング詐欺のメールやスパムを受信箱に届く前にブロックする「自動スパムブロック」機能も搭載。高度なメールセキュリティ、インスタントメッセンジャーの保護や、有害サイトの遮断、ワイヤレス接続のPCの保護、リソースの最適化などの機能も搭載する。

 このほか、9万以上のプログラムを記憶したデータベースで、セキュリティ設定を自動的に調整・更新する「SmartDefense」や、ZoneAlarmのユーザーコミュニティから収集された情報を利用してPCをアップデートすることができる「DefenseNet」も提供する。

 両製品とも、対応OSはWindows Vista/XP/2000。価格は「ZoneAlarm Internet Security Suite Vista SP1対応」単体用が6090円、3台用が8190円。「ZoneAlarm Pro Vista SP1対応」は5040円。