三洋電機、ムービーカメラ「Xacti」からフルHD対応の新モデル

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2008/06/05 19:35

 三洋電機は6月5日、ムービーカメラ「Xacti(ザクティ)」シリーズの新製品で、フルハイビジョン(フルHD)画質での動画撮影に対応する「DMX-HD1010」を、6月20日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は12万円前後の見込み。

 「DMX-HD1010」は400万画素のCMOSセンサーを備え、動画と静止画の撮影が可能なムービーカメラ。有効画素数は動画が356万画素、静止画が400万画素で、動画は1920×1080画素のフルHD画質で記録できる。ビットレートを現行モデル「DMX-HD1000」の12Mbpsから14Mbpsに変更し、映像の情報量を増加することで、解像感や暗所での画質性能が向上。最大12人まで人物の顔を検出し、追尾する機能や、300コマ/秒の「高速度撮影機能」を備え、スローモーションムービーの撮影も可能。4GBのSDHCメモリカードに約37分のフルHD映像を記録できる。

 静止画は画像データを補間することで800万画素相当で記録する。ISO 3200の高感度撮影に対応し、手ブレや被写体ブレを補正する「マルチぶれキャンセラー」を搭載。ムービー撮影中でも写真撮影が可能で、7コマ/秒の高速連写にも対応する。明暗の広い画像が撮れる「ワイドダイナミックレンジ」モードや撮影後に画質を調整する「コントラスト補正」モードも備える。

 HDMI端子やD端子を搭載するドッキングステーションを付属し、ハイビジョンテレビと接続してムービーや写真を表示できる。外付けHDDとUSB接続し、テレビ画面上の操作で簡単にデータの保存と再生ができる「Xactiライブラリ」機能も搭載。「日付別振り分け機能」を使い、ムービーのデータを撮影した日付別に管理することもできる。

 Nero社のPC用動画再生/編集ソフト「Nero 8 Essentials for Sanyo」を同梱。本体は23万画素の2.7型ワイド液晶モニタを搭載する。リチウムイオンバッテリを採用し、連続撮影時間は約125分。サイズは幅90×高さ112.6×奥行き54.5mmで、重さは電池とSDカードを含み311g。カラーはダークシルバーとブラックの2色。