ウィルコム、次世代PHSのブランドネームを「WILLCOM CORE」に決定
ウィルコム(喜久川政樹社長)は、09年のサービス開始に向けて取り組んでいる2.5GHz帯を利用した次世代PHSのサービスブランドネームを「WILLCOM CORE(ウィルコムコア)」に決定したと発表した。
「WILLCOM CORE」は、「Communication Of Revolution & Evolution」の略で、PHSと同じ基地局を活用した約16万局からなるマイクロセルネットワークを利用した無線ブロードバンド通信サービス。実現するシステムスペックは、伝送速度が上下最大100Mbps以上、新幹線など時速300km以上での環境でも繋がるモビリティ、都心部などでも実行速度が落ちない安定性を実現するとしている。
サービス開始時は、数メガbpsでの提供予定で、最終的には数百メガbpsの通信速度を目指す。提供エリアは、09年4月に東京の1部地域での試験的なサービス提供を開始し、政令指定都市を含む大都市でのサービス開始は09年秋を予定している。
「WILLCOM CORE」について喜久川政樹社長は、「現行のPHS規格では、最高通信速度でも3G携帯電話の通信速度に負けてしまう。『WILLCOM CORE』は、この弱みを一気に払拭してくれる。無料通話と高速データ通信を合わせた新しい定額サービスが実現する」と自信をみせた。