I・Oデータ、LAN接続型HDD「HDL-Uシリーズ」をリコール、発煙の恐れで
アイ・オー・データ機器(I・Oデータ、細野昭雄社長)は5月21日、同社のLAN接続型HDD「HDL-Uシリーズ」の一部で、電源ユニットが故障した際に発煙する恐れがあるとして、リコール(無償点検・修理)を行うと発表した。同社によると、これまでに62件の発煙が報告されているものの、けがをした人はいないという。
該当するのは、04年3月から05年1月に製造した「HDL-120U」「HDL-160U」「HDL-160UR」「HDL-250U」「HDL-250UR」「HDL-300U」「HDL-300UR」の一部で、計1万8109台。電源ユニットが故障した場合に、状態によっては実装した部品が発熱し、発煙する可能性があるという。なお同社は「発火する可能性はない」としている。
修理の申し込みはWeb上で受け付けるほか、電話窓口「お客様窓口」でも対応する。電話番号は0120?977?345。受付時間は午前9時から12時までと、午後1時から5時まで。6月末までは無休で対応する。なお、点検・修理した製品は、製品引取り日から5-10日でユーザーへ返却するとしている。
この件に関し経済産業省は4月18日、「消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について」と題する文書内で「HDL-160U」の発煙被害を公表、I・Oデータでも調査を続けていた。