ソニー、高開口率液晶パネル搭載機などデータプロジェクター4モデル

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2008/05/21 10:22

 ソニーは5月20日、データプロジェクターのラインアップを拡充し、独自の液晶パネル「BrightEra(ブライトエラ)」を搭載したモデルなど、エントリーモデル4機種を6月7日に発売すると発表した。価格はいずれもオープン。

 ラインアップは、明るさ2000ルーメンの「VPL-ES5」、2000ルーメンで「BrightEra」を搭載した「VPL-EX5」、2000ルーメンで「BrightEra」とHDMI端子を搭載した「VPL-EW5」、2500ルーメンで「BrightEra」を搭載した「VPL-EX50」。実勢価格は「VPL-ES5」が7万円前後、「VPL-EX5」が8万円前後、「VPL-EW5」「VPL-EX50」が10万円前後の見込み。

 「BrightEra」は、無機配向膜を採用した高開口率液晶パネルで、従来より強力な光源を使用できるため、より高輝度・高精細な映像投影が可能。光の散乱が少なく光漏れも防止するため、くっきりとした黒の表示も行える。同社のエントリーモデルで「BrightEra」を搭載するのは初めて。独自の高画質テクノロジー「I/P(Interlace/Progressive)コンバージョン」を採用することで、ちらつきの少ないスムーズなビデオ再生も実現した。

 また、「VPL-EW5」は、16:9のワイド画面をそのまま表示できるWXGAパネルを搭載し、高輝度・高精細な映像投影を実現。HDMI端子も搭載し、PCと接続してビジネスで利用したり、家庭のデジタル機器と接続して高画質な映像を大画面で楽しむこともできる。

 すべての機種で、使用環境に応じた6種類の「画質モード」や、台形の歪みを自動補正する「オートVキーストーン補正」機能や、起動後およそ4秒で投影が可能な「クイックスタート」などの機能を搭載。また、画像の上下位置の調整が簡単に行えるほか、側面からランプ交換とフィルター清掃ができる設計を施した。本体サイズは、いずれも幅314×高さ109×奥行き269mmで、重さは「VPL-EW5」「VPL-EX50」が約3.0kg、「VPL-EX5」「VPL-ES5」が約2.9kg。