ソニー、08年3月期はエレキ好調で売上・利益ともに過去最高を記録
ソニーは5月14日、08年3月期の連結決算を発表した。売上高は前の期と比べ6.9%増の8兆8714億円、純利益は192.4%増の3694億円で、過去最高を記録した。営業利益も421.9%増の3745億円で、過去2番目に高い数字となった。旧本社跡地の売却益やソニーフィナンシャルホールディングス(SFH)上場による株式売却益なども寄与した。
エレクトロニクス事業が好調で業績を牽引した。売上高は前年同期比8.9%増の6兆6138億円、営業利益は121.8%増の3560億円だった。PCの「VAIO」、デジタルカメラ「サイバーショット」、デジタルビデオカメラ「ハンディカム」といった主力商品が販売が世界的に伸びた。
一方、薄型テレビは不調だった。液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)」は、全世界で1060万台を販売し、11%増の1兆3,500億円の売上高を記録したが、価格下落の影響などで損益が悪化した。
今期は液晶テレビで07年度実績を上回る1700万台の販売目標を設定。低コストパネルを採用し、画像処理や音声機能を簡素化したエントリーモデルを発売しラインアップを強化。同時に販路を拡大も図ることで「シェアを追求していく」(大根田伸行・執行役EVP兼CFO)方針。
家庭用ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」などのゲーム部門は、PS3やPSPといったハード、対応ソフトの販売が伸び、売上高は26.3%増の1兆2842億円だった。ハード、ソフトの販売好調を受け、営業損益は07年度に比べ1078億円縮小、1245億円となった。
09年3月期の連結は、売上高が前期比1%増の9兆円、営業利益は20%増の4500億円になる見通し。純利益はSFHの株式売却益などの特殊要因がなくなることから22%減の2900億円を見込む。
エレクトロニクス事業が好調で業績を牽引した。売上高は前年同期比8.9%増の6兆6138億円、営業利益は121.8%増の3560億円だった。PCの「VAIO」、デジタルカメラ「サイバーショット」、デジタルビデオカメラ「ハンディカム」といった主力商品が販売が世界的に伸びた。
一方、薄型テレビは不調だった。液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)」は、全世界で1060万台を販売し、11%増の1兆3,500億円の売上高を記録したが、価格下落の影響などで損益が悪化した。
今期は液晶テレビで07年度実績を上回る1700万台の販売目標を設定。低コストパネルを採用し、画像処理や音声機能を簡素化したエントリーモデルを発売しラインアップを強化。同時に販路を拡大も図ることで「シェアを追求していく」(大根田伸行・執行役EVP兼CFO)方針。
家庭用ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」などのゲーム部門は、PS3やPSPといったハード、対応ソフトの販売が伸び、売上高は26.3%増の1兆2842億円だった。ハード、ソフトの販売好調を受け、営業損益は07年度に比べ1078億円縮小、1245億円となった。
09年3月期の連結は、売上高が前期比1%増の9兆円、営業利益は20%増の4500億円になる見通し。純利益はSFHの株式売却益などの特殊要因がなくなることから22%減の2900億円を見込む。