LG電子とPRADA、プラダケータイがついに日本上陸、NTTドコモから

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2008/05/09 18:35

 LG電子ジャパンとファッションブランドのプラダジャパンは5月8日、世界初の全面フルタッチスクリーンを搭載した携帯電話端末「PRADA Phone by LG(L852i)」を日本向けに発売すると発表した。6月にNTTドコモで発売する。価格は、「近日中に発表する」という。

 07年3月にヨーロッパ市場向けに発売した「PRADA Phone by LG」は、その後米国やタイなど、世界44か国に投入し、計80万台を販売した。日本市場への投入は、発売から1年以上が経過しているが、LG電子 マーケティング戦略担当バイスプレジデントのチャン・マ氏は、「(発売が遅れた分)要求の高い日本市場向けに、高品質な端末にレベルアップしている」と説明した。

 本体はブラックを基調としたストレートタイプで、キーパッドや操作キーを一切搭載しないスリムなデザインを採用した。3.0インチ(ワイドQVGA)のタッチスクリーンを搭載し、電話番号や文字の入力などのすべての操作はタッチスクリーンで行う。


 タッチスクリーンは、指などで押すたび、指先にかすかなバイブレーションが伝わるほか、感圧式のため、手書きアプリで微妙な強弱をつけた線を描くことや、爪などで操作することも可能。ケータイストラップ型のタッチペンも付属する。

 2メガピクセルのCMOSカメラ機能も搭載し、最大2倍のデジタルズームが可能。このほか、着うたフル、デコメール、iチャネルなどのサービスも利用できる。3Gに対応するほか、FOMAハイスピード(HSDPA)に対応し、フルブラウザも備えている。

 本体サイズは幅54×奥行き101×厚さ12.7mm、重さは92g。2GBの内蔵メモリを装備するほか、microSDスロットも備える。このほか、レザーケースも付属する。

 プラダ・グループ ビジネス開発ディレクターのジャコモ・オヴィディ氏は、「見た目だけではなく、操作なども従来の携帯電話と異なる。『PRADA』のロゴマークがない端末では味わえない新しい体験を(ユーザーに)提供できるだろう」と話し、自信を見せた。