リアル・フリート、天然木を使ったミニコンポなどデザイン家電5製品を発売

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2008/05/09 18:37

 デザイン家電を手がける家電ベンチャーのリアル・フリートは5月8日、家電ブランド「amadana(アマダナ)」と「barouche(バルーシュ)」で、ミニコンポなど5製品を6月から順次発売すると発表した。表参道、中目黒、銀座の直営店とフランフランなどの雑貨・インテリアショップで販売する。

 「amadana(アマダナ)」ではミニコンポ「デスクトップオーディオ2(AD-203)」、電子計算機「ステック型電子計算機(LC-304)」、USBメモリ「MU-130」、コードレス電話機「PT-308」をラインアップした。

 「デスクトップオーディオ2(AD-203)」はCDとiPodの再生ができるコンパクトタイプのミニコンポ。iPodの再生用にDockコネクタを搭載。iPod miniとiPod shuffleを除く、iPodを接続して音楽を楽しむことができる。スピーカーはバスレフ型を採用し、迫力のあるサウンドが出力できるようにした。カラーはホワイトとブラックの2色。

   
 amadanaのデザインコンセプトは「家具としての家電」(村山浩一郎・マーケティンググループMD担当リーダー兼販売企画担当)で、本体の素材にABS樹脂、側面にホワイトモデルがホワイトオーク、ブラックモデルではウォールナットの木材を使用。「部屋に置いても違和感のないような仕上げにした」(同)という。価格は5万7750円。6月1日に発売する。

 「ステック型電子計算機(LC-304)」は携帯電話に似たデザインの計算機。片手で操作することを想定しており、押しやすいボタン配置や片手に収まるような大きさに仕上げた。時計やカウントダウンタイマー機能も備える。カラーはブラック、ホワイト、ブラウンの3色。サイズは幅128×高さ41×厚さ9.9mm、重さは55g。電源はボタン電池。6月に発売し、価格は8400円。

 USBメモリ「MU-130」は容量が1GBで、ブラウンとホワイトを基本色で展開。本革や天然木、スワロフスキーなどを素材に使ったモデルも用意した。本体にはPCのデスクトップ上で利用できる時計やメロディーアラーム機能を搭載した。対応OSはWindows Vista/XP/2000/Me、MacOS X 10.4-5。価格は6300円で、8月に発売する。

 コードレス電話機「PT-308」は電話線に接続する親機ユニットと子機のコードレス電話機で構成。電話機能は子機のみに搭載した。子機のサイズは高さ180×幅48×厚さ20.5mmで、持ちやすい大きさに仕上げた。



 通信にはデジタル無線方式を採用し、3者間通話、留守番電話、盗聴防止機能を備える。子機は最大3台まで増設が可能。待ち受け時間は約120時間、通話時間は約6時間。子機の電話帳には100件まで登録が可能。9月の発売を予定しており、価格は未定。

 一方、「barouche(バルーシュ)」ではコーヒーメーカー、湯沸かしポット(ケトル)、アラームクロックを6月に発売する。baroucheはホテル向けの家電で、立方体、直方体、円筒、四角錐といったシンプルなデザインを採用。機能は「不必要な機能を取り除き、コーヒーメーカーならコーヒーを作るだけ」(西野貢平・マーケティンググループ・アマダナ表参道ヒルズ店長)に絞り込んだ。また、どのホテルの部屋でも違和感のないようにカラーには白を採用した。

 コーヒーメーカーは1杯分のコーヒーが抽出可能で、冷めにくいステンレス製の中空マグカップを搭載する。湯沸かしポットは1.2リットルのお湯を沸かすことができる。リアル・フリートでは外資系などの高級ホテルを中心ターゲットに販売するが、直営店で個人も購入できるようにする。