日本SGIとAGI、感性制御技術がニンテンドーDS用ソフト「夢ねこDS」に採用
日本SGI(佐藤年成社長)とAGI(光吉俊二社長)は4月16日、セガ(里見治社長)に提供した人間の感情を認識するソフト「感性制御技術ST for ニンテンドーDS(STシステムDS版)」が、4月24日に発売されるニンテンドーDS用ソフト「夢ねこDS」に採用されたと発表した。
「夢ねこDS」に採用されたSTは、日本SGIとAGIが次世代インターフェイスとして開発している「感性ユーザーインターフェイス(SUI)」のコアエンジンで、人間の声から、喜び・怒り・哀しみ・平常・興奮・笑いといった感情を認識する。これにより、人間とコンピュータなど機械の間で、従来の音声認識というレベルとは異なる感情のやり取りを可能にし、豊かなコミュニケーションを実現する。
ニンテンドーDSのゲームソフトで感性制御技術(ST)が活用されるのは、07年夏にセガが発売した「ココロスキャン」に続き、今回が2回目。「夢ねこDS」は、ソフト上に用意されている約60タイプのねこに対して、人間が呼びかけたり、タッチペンを使って撫でたりすることでコミュニケーションをするゲームソフト。STを搭載することで、DS内のねこがプレーヤーの声から感情を読み取り、寂しい気持ちのときに話しかけると甘えるような仕草をしたり、イライラしているときには近づいてこないなど、さまざまな反応をする。