アップル、プロ用画像処理ツール「Aperture2.0」の無料アップデート開始

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2008/03/31 20:10

 アップルジャパンは3月31日、オープンプラグインアーキテクチャを搭載したデジタル写真処理ソフト「Aperture(アパチャー)2.0」のユーザーを対象に、最新バージョンである「同2.1」への無料ソフトウェアアップデートを、同社Webサイトにて開始した。

 「Aperture 2.1」では、サードパーティ製の画像処理ソフトを、「Aperture」内から簡単に利用することが可能。「Aperture」の中で編集する画像をクリックし、メニューからインストール済みのプラグインを選べば、TIFF、またはRAW画像に特殊処理を施せるため、他のアプリケーションを使ってレタッチする必要がない。

新開発のプラグイン「覆い焼きと焼き込み」を搭載し、画像の覆い焼き、焼き込み、コントラスト、彩度、シャープ、ぼかしといった効果を加えるためのブラシベースのツールも利用することができる。

また、アップルでは、主要な開発会社と協力し、今後ユーザーニーズの多いさまざまな画像編集プラグインを提供する予定。

おもなプラグインは、画像の色と露出の調整を選択した部分のみ行えるNik Software社の「Viveza」、高度な高ISOノイズ分析と削減を行うPictureCode社の「Noise Ninja」、素早いマスキングと直感的な調整が行えるDigital Film Tool社の「Power Stroke」、数多くのクリエイティブフィルタやエフェクトを提供するTiffen社の「Dfx」など。

このほか、dvGarage社の、継ぎ目のまったくわからない合成写真を作成する「dpMatte」や、複数の写真から1枚のハイダイナミックレンジ(HDR)画像を作る「HDRtoner」などを提供。Image Trend社の、魚眼レンズの歪みを素早く簡単に補正する「Fisheye-Hemi」、顔のてかりを自動的に除去する「ShineOff」、歯を自動的に白く明るくする「PearlyWhites」といったプラグインも提供する。