水産総合研究センター、マグロに「年輪」発見、年齢の推定に効果
水産総合研究センターは3月25日、太平洋産のクロマグロの年齢を、耳石と呼ばれる部位に現れる「年輪」で数える推定法を発見したと発表した。
1998年から2007年にかけて同センターが収集したクロマグロの耳石を分析して発見したもの。年輪では年齢の推定だけでなく成長の解析も可能だという。これにより、クロマグロの成長は10歳程度までが速く、それ以降では遅くなること、クロマグロの寿命が20年近いことがわかった。
これまで太平洋産のクロマグロの年齢は、体長組成の季節変化や鱗の輪紋を使って推定していたが、大型で10歳を超えるものについては推定が難しかった。
1998年から2007年にかけて同センターが収集したクロマグロの耳石を分析して発見したもの。年輪では年齢の推定だけでなく成長の解析も可能だという。これにより、クロマグロの成長は10歳程度までが速く、それ以降では遅くなること、クロマグロの寿命が20年近いことがわかった。
これまで太平洋産のクロマグロの年齢は、体長組成の季節変化や鱗の輪紋を使って推定していたが、大型で10歳を超えるものについては推定が難しかった。