ケンウッド、PND大手のガーミン社と市販向けAV一体型ナビの独占販売協定
ケンウッド(塩畑一男社長)は3月25日、パーソナル・ナビゲーション・デバイス(PND)の分野で世界大手のガーミン社(Dr.Min Kao会長)と市販向けAV一体型ナビの独占販売協定を締結したと発表した。
06年、ケンウッドは、同社の車載用AVシステムとガーミン社のPND用ナビ・コア部を統合し、「協業ナビ」として欧米市場に投入している。また、07年にはAV一体型をラインアップに加え、販売地域を欧米からアジア、中近東、オセアニアなどへ拡大し、国内外向けディーラーオプション製品としても展開。その結果、07年度の世界出荷台数は当初の計画を上回る、前年度の約2倍となる10万台に達した。また、08年の新製品群の出荷を開始してラインアップを拡充したことにより、07年度末には06年の協業開始からの累計出荷台数が20万台を突破する見通しとなった。
両社は協業関係を強化し、大きなシナジー効果を得るため、07年12月、市販向けAV一体型カーナビゲーションシステムの独占販売協定を締結した。これにより、ガーミン社は、市販向けAV一体型カーナビゲーションシステムに搭載するナビ・コア部の供給をケンウッドのみに限定する。ケンウッドは、ガーミン社から供給を受けたナビ・コア部を搭載するAV一体型カーナビゲーションシステムを北米や欧州、日本の各市場で独占販売を行う。