松下、タッチパネル搭載でAFが自動追尾するコンパクトデジカメなど3機種

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2008/03/19 19:54

 松下電器産業は3月19日、コンパクトデジタルカメラ「LUMIX」シリーズで、世界初の「タッチ動体追尾AF/AE」機能を搭載した「DMC-FX500」や、無線LAN対応の「DMC-TZ50」など3機種を4月12日から順次発売すると発表した。

 「DMC-FX500」は、LUMIXシリーズで初めて、解像度23万ドットの3.0型タッチパネル液晶モニタを搭載。タッチパネル上で指定した被写体が動いても自動でピントや露出を合わせ続ける新開発の「タッチ動体追尾AF/AE」機能を備えた。

 また、「FXシリーズ」としては初めて「絞り優先AE」「シャッター優先AE」「マニュアル露出」などの露出モードを搭載。タッチパネルを用いて、液晶モニタに表示された2つのバーをタッチ操作することで、絞りやシャッター速度の変更、露出補正をすばやく行える。人物や風景など5つのシーンをカメラが分析し、最適な設定で撮影できる「おまかせiA(インテリジェントオート)モード」も搭載した。

 有効1010万画素のCCDと、35ミリフィルム換算で焦点距離25-125mmの光学5倍ズームレンズを搭載。画像処理LSIには「ヴィーナスエンジンIV」を内蔵した。サイズは幅94.9×高さ57.1×奥行き22.9mm、重さはバッテリー、メモリカード含めて175g。カラーはストーンシルバーとギャラクシーブラックの2色。価格はオープンで、実勢価格は4万7000円前後の見込み。

 「DMC-TZ50」は、無線通信規格のIEEE802.11b/gに準拠した無線LAN(Wi-Fi)通信機能を内蔵した高倍率ズームモデル。公衆無線LANや自宅の無線LANを経由してワイヤレスでインターネットに接続し、同社が運営するSNS型の写真共有サービス「LUMIX CLUB PicMate」に画像を送信できるほか、画像の公開・非公開の設定や遠隔削除もできる。

 有効910万画素のCCD、35ミリフィルム換算で28-280mmの光学10倍ズームレンズ、解像度46万ドットの3.0型液晶モニタを搭載。「おまかせiAモード」も備える。サイズは幅103.3×高さ59.3×奥行き36.5mm、重さはバッテリー、メモリカード含めて240g。販売は5月16日から、同社の通販サイト「LUMIX CLUB」限定で行う。色はシルバーのみ。価格は4万9800円。

 「DMC-FS20」は、有効1010万画素で光学4倍ズームレンズを備えたスタンダードモデル。「おまかせiAモード」のほか、最大15人まで顔を検出し、ピント合わせや露出の設定をカメラが自動で行う「顔認識AF/AE機能」にも対応した。サイズは幅94.9×高さ57.1×奥行き22.9mm、重さはバッテリー、メモリカード含めて154g。カラーはシルバー、ピンク、ブラックの3色。価格はオープンで、実勢価格は3万8000円前後の見込み。