グーグル、リリー・フランキーさんらとコラボした「アーティストiGoogle」を開始
「iGoogle」は、専用のトップページをユーザーがカスタマイズした「マイページ」を作成できるサービス。ページにはニュースや時計、地図などのツールを自分好みに設置することができる。「アーティストiGoogle」では参加したアーティストが作成した画像を背景にしたり、オリジナルデザインの時計やカレンダーをダウンロードして利用できるようにした。
今回、参加したのは、イラストレーターのリリー・フランキーさん、アーティストの日比野克彦さん、建築家の隈研吾さん、イラストレーターユニットの山根Yuriko茂樹さん、ファッションブランド「HYSTERIC GLAMOUR」のデザイナーの北村信彦さん、ファッションブランド「A BATHING APE」のプロデューサーNigoさん、アートディレクターの野田凪さん、デザイナー集団のAirside。そのほか、漫画家・手塚治虫さんの人気キャラクター、「鉄腕アトム」と「ジャングル大帝レオ」も提供する。
グーグルでは今回のサービスを日本で先行して開始。ユーザーにサービスを体験してもらうイベントを京都や東京で開催する。今後は海外のアーティストの作品なども加え、全世界で提供していく予定。
発表会にゲストとして登場したリリー・フランキーさんは「面白すぎず、つまらなすぎず、飽きがこないように、毎日見てもちょっとずつ何か違ってるようなイメージの作品にした」と制作の意図を話した。また、「ボクの作品を使ってくれている人を見たら好きになってしまうかも(笑)」と会場の笑いを誘った。
岩村水樹・執行役員マーケティング本部長は、「今回のプロジェクトは、アートの新しい表現を切り開くとともに、ユーザーにインターネットを楽しむきっかけを提供できると思う。また、アーティストとユーザーを結びつけるよい機会になればいい」と述べた。
一方、村上憲郎社長は「グーグルは検索サービスを開始した当初は、ごく一部の人しか利用していなかった。しかし、今では非常に多くの人に利用していただいている。今回の『アーティストiGoogle』で、より楽しいグーグルの世界を広げて行きたい」と抱負を話した。