富士通ラーニングメディア、漢字をひらがなに変換する児童向けブラウザ

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2008/03/11 10:26

 富士通ラーニングメディア(岡田恭彦社長)は3月10日、児童が家庭でインターネットを利用すること考慮した、漢字をひらがなに変換するインターネットブラウザ「ひらがな・なびぃ」の無償ダウンロードを開始した。

 インターネット上の漢字情報を利用者が指定してひらがなやローマ字に変換するサービス。文部科学省の学年別漢字配当表を元に、学年単位で漢字をひらがなに変換して表示する。表示方法は「ひらがなのみ」「わかちがき」「かっこ」「ふりがな」「ふきだし」の5種類。

 このほか、有害情報をURLや単語単位で遮断するフィルタリング機能や、「リンク集」「要約」機能も搭載。日本語を学習する外国人向けに、個々の学習レベルに合わせてページ全体をローマ字で表示する機能も備えた。対応OSはWindows XP、2000。

 同社では、学校教育の情報化推進事業の一環として、国内初のひらがな変換ブラウザ「ひらがな・ナビィ」を00年から開発。小学校を中心に、全国で約8万7000台のPCに導入した。さらに、子どものいる家庭のPCでも未学習漢字の読みや有害サイトへの対策が求められていることから、今回、製品版「ひらがなナビィV3」から「ワープロ文書取込」機能を除いた「ひらがな・なびぃ」を提供した。なお、「ひらがな・なびぃ」は、Unicodeで記述するページのひらがな変換は非対応。