ベスト電器、さくらやを100%子会社化、業績改善を加速
ベスト電器(有薗憲一社長)は3月10日、フェニックス・キャピタルが保有するさくらや(深澤政和社長)の全株式を取得し完全子会社化すると発表した。ベスト電器は06年12月、第三者割当増資を引き受け、株式総数の40%にあたる1134万7000株を取得、さくらやを傘下に収めた。今回、残り1702万株を取得したことで、発行株式総数2836万7000株の全株を取得、さくらやを100%子会社化した。
ベスト電器グループにとってさくらやの業績改善は大きな課題だが、これを一層加速すするため100%子会社化を行ったもの。本部機能のスリム化、人事面の改善、システム面や商品・物流面での効率化を進め、売場の競争力強化で再生をめざす。