ディズニー、どう売る初の携帯電話、店舗や箱、紙袋にまで「世界観」

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2008/03/06 00:51

 ウォルト・ディズニーは3月1日、「ディズニー・モバイル」初の携帯電話端末「DM001SH」の店頭販売を開始した。ソフトバンクモバイルから回線や設備、販売網を借りて乗り出した携帯電話事業の1号機だ。

 全国のソフトバンクショップや家電量販店で取り扱うが、東京・表参道の「ソフトバンク表参道」でも販売に力が入る。まず入り口にミッキーマウスの装飾を施してユーザーをお出迎え。店内には専用の販売ブースも登場し、来店者の目を引いていた。製品の位置づけとしてはあくまでも「ディズニー・モバイル」の端末ということで、専用の箱や紙袋、カタログなども用意し、ここでもディズニーの世界観を演出する。

 ソフトバンクモバイル広報によると、発売日には開店直後から「ディズニー・モバイル」端末目当てのユーザーが来店したとのことで、滑り出しは上々だ。また「ソフトバンクの店内に販売ブースを設けることで、『ディズニー・モバイル』を見に来た方にソフトバンクの携帯も見てもらえる」(同)と相乗効果にも期待している。

 ショップで購入を決めた女性は「メールアドレスにディズニーがつくところが決め手」だったと話す。昔からのディズニーファンで端末の情報は以前からチェックしていたという。「まるであたしのために作ってもらったようなケータイ」とご満悦だ。「同じものをペアで持って欲しい」とおねだりされた彼氏も「デザインは思っていたより女性っぽくなくてかっこいい。端末自体のスペックも高いので、結構よさそう」と、高く評価していた。