エプソン、大判プリンタの新モデル、プロ向けとハイスピードモデルの2機種

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2008/02/07 10:13

 セイコーエプソン(花岡清二社長)は2月6日、大判インクジェットプリンタ「MAXART」シリーズで、プロ向けRIP推奨モデル「PX-6550」と、高画質・高速を両立したハイスピードモデル「PX-6250S」の2機種を2月14日に発売すると発表した。

 「PX-6550」は、05年5月に発売した「PX-6500」の後継機。A2プラス幅ロール紙からA4カット紙までの高画質出力が可能。新開発の「VM(ビビッドマゼンタ)技術」を搭載し、青やマゼンタの色域の色再現範囲を拡大し、広演色・広色域インキによる高度な色再現の印刷物を実現する。また、光源環境の違いによって生じる「光源依存性」も低減し、異なった光源下でも安定した色を保ち、常に高品位な出力が可能。

 このほか、「PX-6550」推奨RIPとして、「ネスティング」や「タイリング」などの機能を搭載したカラーマネジメントツール「ONYX RIP Center for Epson」を6月に発売する。「PX-6550」と組み合わせることで、高画質・高生産性が要求されるカラープルーフや、サインディスプレイや出力センターなど、プロの高度な要求にも対応する。

 一方、「PX-6250S」は、05年6月に発売した「PX-6200S」の後継機で、A2プラス幅ロール紙からA4カット紙まで対応するPX-Pインク搭載のハイスピードモデル。従来比1.2?1.5倍のPOPプリントモードを搭載し、ネットワークインターフェイスを標準装備するなど機能向上を図り、ポスター制作やCAD出力など、高い生産性が必要とされるビジネスや教育現場のニーズに対応する。

 また、Windowsプリンタドライバーのユーザーインターフェイスも一新。大判のPOPやポスター制作時に、簡単に拡大・縮小を実行できる「ロール紙の幅に合わせる」「アスペクト比を固定」などの機能や、「折り返し擬似両面」「切り取り線印刷」などの機能も追加した。

 税別価格は「PX-6550」が24万8000円、「PX-6250S」が22万8000円、カラーマネジメントツール「ONYX RIP Center for Epson」が15万円。