フォン・ジャパン、ライブドアと提携しlivedoor WirelessをFON対応に

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2008/02/04 19:18

 フォン・ジャパン(アントニオ・フエンテス・アヤラ社長)は2月4日、ライブドア(出澤剛社長)と業務提携し、ライブドアの公衆無線LAN接続サービス「livedoor Wireless」のアクセスポイント(AP)が、フォン・ジャパンのWiFiコミュニティ「FON」でも利用可能になったと発表した。公衆無線LAN接続サービス事業者の敷設したAPを、「FON」ユーザーが利用できるようにする取り組みは、今回が世界で初めて。

 「FON」では、2月3日現在、都心部の住宅地を中心に全国で約3万1000か所のAPを所有。一方、「livedoor Wireless」では、東京都23区の屋外エリアを中心に約2200か所のAPを保有し、JR山手線圏内の約80%をカバーしている。今回の提携では、「livedoor Wireless」のAPに「FON」のシグナルを追加。これにより「FON」ユーザーは、山手線圏内の駅や商店周辺などで「FON_livedoor(フォン・ライブドア)」と呼ぶシグナルが利用可能となり、インターネット接続可能エリアが大幅に拡大する。

 今回のサービスでは、「FON」ユーザーが「FON_livedoor」のAPからログインした際、ログイン後の最初の画面には、ライブドアが運営するポータルサイト「livedoor」のトップページが表示される。今後は、ログインをしなくても、「FON_livedoor」を含む「FON」スポットへの接続のみで、「livedoor」の全コンテンツが閲覧可能となるため、ライブドアでは、ポータルサイト「livedoor」への集客向上が図れる。

 「FON_livedoor」は、まず8月4日まで無料で提供し、その後も無料サービスを継続する予定。また、利用可能な「FON_livedoor」のAP数を順次拡大し、2月11日からはすべての「livedoor Wireless」のAPを「FON」対応にする予定。将来的には、「livedoor Wireless」ユーザーが「FON」スポットへ接続できる双方ローミングや、MAC IDを活用したWiFi端末単位での認証実施も検討し、さまざまなWiFi対応機器から簡単に「FON」スポットに接続できるようにしたい考え。

 今回の提携を記念し、専用ルーター「La Fonera」を自宅に設置しなくても「FON」の会員になるだけで、「FON」スポットと「FON_livedoor」のすべてのAPを無料で利用できる「フリー・アクセス・キャンペーン」を4月4日まで実施。「FON」の便利さを体験してもらうことで、「FON」スポットの拡大を図る。