パナソニック モバイル、「VIERAケータイ」第2弾など春商戦向け製品説明会
パナソニックモバイルでは08年の春商戦に向け7機種を投入する。ドコモ向けでは3.5インチの液晶を搭載した高性能ワンセグ端末「P905iTV」、世界最薄というワンセグ端末「P705i」、厚さ9.8mmの超薄型端末「P705iμ」、同じく薄さ9.8mmでカメラ非搭載の法人向け超薄型端末「PROSOLD μ」をラインアップした。
ソフトバンク向けにはWオープンスタイルを採用した「VIERAケータイ 920P」、デザイン性を重視したストレートタイプの端末「822P」、au(KDDI)向けにはワンセグ対応の薄型端末「W61P」を供給する。
同社では松下電器産業の薄型テレビ「VIERA」の高画質技術の端末への全面展開と薄型デザインを製品戦略に掲げ、端末を開発したと説明。薄型化では「開けずらい」というユーザーの声を汲み上げ、ヒンジ部分に改良を加えることで、簡単に端末を開くことができる「小型ワンプッシュヒンジ」を開発。2つ折りタイプの端末に搭載した。
目玉は、ワンセグ機能に特化させたドコモ向けの「VIERAケータイ 905iTV」。「VIERA」で培った高画質技術を利用した「モバイルPEAKSプロセッサー」を搭載。ホイップアンテナと内蔵アンテナの2つのアンテナを採用し、よりワンセグの受信感度を高めた。
また、毎秒15コマのワンセグ映像に画像を補完し、30コマにすることで、なめらかに表示する「モバイルWスピード」も備えた。フロントスピーカーを搭載した卓上ホルダが付属し、高音質のサウンドでワンセグを視聴できる。
もう1つ押すのがソフトバンクモバイル向けのワンセグ端末「920P」。「920P」はドコモ向けに供給している「VIERAケータイ P905i」のソフトバンク版端末。縦・横どちらにも開くことができる「Wオープンスタイル」を採用。「モバイルPEAKSプロセッサー」による高画質のワンセグ視聴が可能で、有効510万画素のカメラを搭載する。
パナソニックモバイルでは「VIERAケータイ」を普及を狙い、複数の携帯電話会社に端末を提供していく考え。「920P」はその第1弾で、瀧川裕・商品企画総括は「ドコモ向けの『P905i』は12月の発売以降、品薄状態が続いていおり、この実績を考えれば、ソフトバンクでもユーザー獲得を期待できる」と自信を見せた。