新世代、自宅でできる歩行訓練システム「ザビックスゆっくりステップ」
新世代(中川克也社長)は1月30日、歩行訓練新理論「ゆっくりステップ」に基づいた専門的な歩行訓練を自宅のテレビで行えるトレーニングシステム「ザビックスゆっくりステップ」を開発したと発表した。価格は2万9800円で、2月より順次出荷する。初年度の生産予定は1万2000台。
「ゆっくりステップ」は整形外科医が実際の治療現場で考案した理論で、足腰の痛みで歩行に不安を抱える人や高齢者向けのトレーニングシステム。自宅で気軽にトレーニングできる装置として商品化し、「ザビックス・ポート」の販売ルートに加え、医療機関、高齢者福祉施設、介護福祉関係などを通じて販売する。
「ザビックスゆっくりステップ」は、健康コンピュータ「ザビックス・ポート」とマット型の「ステップセンサ」を使い、テレビ画面のインストラクターに合わせながら行う比較的穏やかで簡単な歩行訓練システム。個人個人の歩行能力を測定・数値化することで、それぞれにあった訓練目標を設定ができ、さまざまな症状の人に対応できる。また、専門医が患者に対して行う運動処方に基づいたトレーニングを自宅でできる機能もある。
歩行能力の推移、毎日の歩行運動量などさまざまな情報を数値で表示でき、運動の効果や歩行能力の向上を確認しながら訓練に取り組める。また、PCを用いて詳細データを管理でき、専門家による診断やアドバイスなどのサービスと連携することも可能。