ウィルコム、08年春モデルを発表、メールBOX容量の拡充も今春からスタート

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2008/01/22 13:53

 ウィルコム(喜久川政樹社長)は1月21日、高度化通信規格「W-OAM」に対応した08年春モデル4機種を2月下旬より順次発売すると発表した。


 会見で喜久川政樹社長は、「同社は音声通話とともに、メール送受信料が無料ということが意外に知られていない。メール機能はコミュニケーションツールとして重要であり、新機種はメール機能をより充実させ利便性を高めた仕様になっている」と音声通話無料だけでなく「メール無料」をユーザーに訴求していく考えを示した。

 新端末は「持っていることが楽しくなる」をコンセプトに、デザインやコミュニケーションツールとしての音声・メール機能を充実。ラインアップは京セラ製「WX330K」「HONEY BEE WX331K」、セイコーインスツル製「X PLATE(テンプレート)WX130S」、ケー・イー・エス製「9(nine)+(プラス)WS009KE」の4機種。全機種とも高度化通信規格「W-OAM」に対応し、赤外線通信機能を搭載する。また、他社携帯電話との絵文字送受信にも対応する。

 「WX330K」は、有効130万画素のCMOSカメラを搭載するハイエンドモデル。薄さ15.6mmのスリムなきょう体に、ラメやパールで大人な質感を演出したデザインが特徴的。外部メモリとして、最大2GBまでのmicroSDカードに対応。液晶サイズは2.4インチ。折りたたみ時のサイズは幅50×奥行き15.6×高さ103.5mmで、重さは約112g。カラーはオニキスブラック、パールホワイト、トルマリンピンクの3色で、3月上旬に発売する。


 「HONEY BEE WX331K」は、薄さ9.9mmの本体にアンテナを内蔵させたストレートタイプの端末。ポップなカラーと特殊加工を施したキーデザインを採用したデザインが特徴。「デコラティブメール」の作成も可能で、「HONEY BEE」というミツバチをモチーフにしたキャラクターを、メニュー画面やデコラティブメールとして使用することもできる。


 液晶サイズは2.0インチ。本体サイズは幅42×奥行き9.9×高さ120mmで、重さは約73g。カラーは、ピンク、ブルー、ブラック、イエロー、ホワイトの5色。発売時期はホワイト、ブラック、ピンクが2月下旬、イエロー、ブルーは3月中旬。

 「X PLATE WX130S」は、ウィルコム最軽量という重さ約64gを実現したストレートタイプの端末。タイと台湾での国際ローミングに対応するほか、PIMカードスロットを搭載し中国での使用も可能。PIMカードを使用すると、中国現地での手続きが必要になるが、中国国内の市内電話が1分約3.2円という格安で通話できる。液晶サイズは1.8インチ。本体サイズは幅47.3×奥行き11.5×高さ110mmで、重さは約64g。カラーはシルバーのみで、2月下旬に発売する。


 「9(nine)+」は、現行のモデル「9(nine)」のデザインを継承し、新たに赤外線通信機能を追加。著作権保護のDRMコンテンツと前面着信LEDにも対応する。液晶サイズは2.0インチ、本体サイズは幅40×奥行き11.5×高さ124mmで、重さは約71g。カラーと発売日は、フレンチブラックが1月31日、ポーラホワイトが2月中旬、ブリティッシュブルーは2月下旬の発売予定。


 このほか、2月下旬発売予定の全国内線サービス「W-VPN」に対応する法人向け音声端末「WX321J-Z」と、今春発売予定のネットインデックス製データ通信端末「WS014IN」も発表した。


 一方サービス面では、メールの背景色や文字色、レイアウトなどを自由に変更し、絵や写真で装飾できる「デコラクティブメール」を2月下旬から開始する。対応機種は「HONEY BEE WX331K」「WX330K」「Advanced/W-ZERO3[es]」で、順次拡大していく。なお、「Advanced/W-ZERO3[es]」は3月対応予定。また、今春にはメールBOXの容量も現在の1MBから15MBに拡張する。