パイオニア、USBメモリーやMP3ファイルに対応したDJ用プレーヤー

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2008/01/18 15:23

 パイオニア(須藤民彦社長)は、音楽CDのほかUSBメモリーなど多メディアに対応したDJ用ラックマウント型プレーヤー「MEP-7000」を4月下旬に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は23万円前後の見込み。

 「MEP-7000」はDJ向けCDプレーヤー「CDJシリーズ」の基本機能や操作性を継承したプレーヤー。コントロールユニットとCD/USB再生可能なドライブユニットにDJソフトウェア「DJS」を加えたシステム商品で、通常の音楽CDに加え、CD-R/RW、DVD±R/RWやUSBメモリー、HDDなどさまざまなメディアに記録したMP3やAACなどの音楽ファイルの再生にも対応する。

 4.3インチカラー液晶ディスプレイを搭載し、USBメモリやCD-R/DVD±Rなどに記録された大量の曲を表示できる。また、DJプレイ用にセレクトした曲だけを登録できる「プレイリスト」を20件までドライブユニットにメモリ可能で、選曲の手間を大幅に省ける。

 このほか、通常のスクラッチに加え、2種類の「スクラッチジョグエフェクト」を搭載。ジョグの回転に応じてエフェクトを自在にコントロールできる3種類の「デジタルジョグブレイク」も利用できる。クラブやスタジオでの設置に便利なラックマウントにも対応する。

 また、PCに記録されたMP3音楽ファイルの再生に対応したソフトウェアエンタテインメントコントローラー「SEP-C1」も4月下旬に発売する。価格はオープンで、実勢価格は12万円前後の見込み。

 コントロールユニットにDJソフトウェア「DJS」を加えたシステム商品で、マウスやキーボードを使用せずに「CDJシリーズ」同様の操作感で本格的なDJパフォーマンスを実現する。

 2つの曲のテンポとビートを自動的に合わせる「インスタントチェンジ」機能を搭載し、初心者でもボタンを1度押すだけで簡単にテンポとビートを合わせたミキシングが可能。PCに記録された曲でも自在なスクラッチが可能なタッチセンサー付ジョグを採用する。

 「MEP-7000」「SEP-C1」とも、再生可能メディアは、音楽CD、CD-R、CD-RW、DVD±R、DVD±RW、DVD±R DL、USBストレージデバイス。再生可能ファイルは、MP3、AAC、WAV、AIFF。また、付属のDJソフトウェア「DJS」の対応OSはWindows Vista/XP/2000。