富士フイルム、最先端の顔検出技術が体験できる「顔ラボ」
富士フイルム(古森重隆社長)は1月15日、同社のインターネット技術やソフトウェア技術を広く紹介し、ユーザーに体験してもらうためのラボサイト「FUJIFILM Internet Technology Labs」の第2弾として、顔検出技術が体験できる「顔ラボ」を公開した。
「顔ラボ」では、人間の正面顔や横顔を自動的に検出して明るさやピントを調整し、美しく撮影する「顔キレイナビ」の核となる顔検出技術を紹介。同技術を利用し、アップロードした写真から検出した顔の画像を使って楽しめる体験型アプリケーションやゲーム、最先端の顔検出技術のAPI(Application Programming Interface)を順次公開する。
顔検出技術は、同社のコンパクトデジタルカメラ「FinePixシリーズ」に応用するほか、顔写真を使ってメールをデコレーションする携帯電話用サービスなどにも採用。将来は、セキュリティシステムや、顔をキーにして多量の写真データを整理・検索するといったビジネス向けアプリケーションなど、幅広い製品分野での利用も見込まれている。
同社では、今後、顔検出技術が持つ可能性を追及するとともに、「顔ラボ」体験者の声をアプリケーションの仕様に反映し、技術の向上を目指す。