オリンパス、リニアPCM対応のICレコーダー、実売4万円台後半で
オリンパスイメージング(大久保雅治社長)は1月10日、リニアPCMに対応する同社初のICレコーダー「Linear PCM Recorder LS-10」を、2月7日に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は4万9800円前後の見込み。
録音・再生フォーマットに非圧縮のデジタル録音形式「リニアPCM」を採用し、音楽CDよりも高音質な録音が行えるのが特徴。このほか、MP3、WMAにも対応する。
マイクはアルミの削り出しきょう体の採用で、振動によるノイズを低減する。開口部の形状や大きさは、マイクの性能を引き出す設計。さらに本体上部左右のマイクユニット同士が90度になるように配置し、バランスの良い録音が可能。マイクアンプには、低ノイズ・低歪率のアンプ回路を左右別の位置に配置し、互いの干渉を排除。クリアな信号伝達で、高いS/N比を実現する。
このほか、指向特性制御技術「DVM」により、離れた場所の音源もクリアな音で録音する。再生にはサラウンド方式「EUPHONY MOBILE(ユーフォニーモバイル)」を採用し、ステレオスピーカーを搭載する。
サイズは幅48×奥行き22.4×高さ131.5mmで、重さは165g。電源は単3形乾電池2本。連続録音時間はリニアPCMの場合で、ニッケル水素電池が最長16時間、アルカリ電池が最長12時間。2GBの内蔵メモリに加え、外部メモリにSD・SDHCカードを使用できる。