加藤電機、子ども向け防犯システムに位置検索サービスなどを追加

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2008/01/08 10:10

 加藤電機(加藤学社長)は1月7日、子ども向け防犯システム「イルカーナ」で、子どもの行動を見守る「エリアサーチサービス」と、曜日と時間を設定して行動ルートを自動的に検索できる「スケジュール検索サービス」を1月8日から開始すると発表した。料金はともに月額105円で、月額735円の「標準サービス」に加えて利用する。

 「イルカーナ」は、ウィルコムのPHS通信を利用した位置検索・緊急通報サービス。携帯電話のような通話機能は持たず、防犯セキュリティに必要な位置検索と緊急通報のシンプルな機能に絞り込むことで、簡単に操作できるのが特徴。PHSの利用によって電磁波が極めて微弱で体への影響が少なく、安心して利用できる。

 独自のアルゴリズム位置検索によって位置検索精度を向上し、GPSでは捕捉しづらい屋内や地下でも十分な精度を保てるほか、省電力性にも優れ、1回の充電で約10日間(約250時間)の使用が可能。簡単に持ち運びができるよう手にすっぽり収まるサイズで、不審者に端末を発見されにくく、毎日持ち歩いてもらえるよう、サンリオのハローキティやカラフルなケースを用意。耐水性も高めた。

 「イルカーナ」では、これまでに「アンテナ基地局検索」「アルゴリズム検索」「緊急通報」の3つのサービスを提供。小学校や自治体、病院、行政サービスの一環として、あるいは徘徊老人の安心サポートなどにも幅広く利用されている。今回、「エリアサーチサービス」と「スケジュール検索サービス」の2つの新サービスを加えることで、より強力な防犯システムを目指す。