WDLC、6つの分科会を設置、新しいデジタルライフスタイルの実現を目指し

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2007/12/21 10:32

 ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム(WDLC、眞柄泰利会長)は12月20日、コンソーシアム内に6つの分科会を設置し、デジタルライフスタイルの実現に向けた取り組みを開始したと発表した。

 WDLCは、参加各社のデジタル製品や関連サービスを連携させた利用形態(シナリオ)をユーザーに提示しながら、新しいデジタルライフスタイルの創造を目指す団体。マイクロソフトやシャープ、ビックカメラなど48社で11月9日に発足した。新しいデジタルライフスタイルシナリオを創造する「シナリオ分科会」、シナリオを利用者に提案するマーケティングを行う「共同マーケティング分科会」、業界の枠を越える各種テーマに関して参加各社の連携を深める「業界間連携協議会」の3つのグループを軸に活動を展開している。



 今回、新たに設置された分科会は、これら3つのグループに沿った形で設置、WDLC運営委員が各分科会の座長を務める。「シナリオ分科会」では、新たに4つの分科会を設置する。デジタルライフスタイルの拡大でPCの利用と利用者層の拡大を狙う「PCライフ分科会」ではNECパーソナルプロダクツが座長を務め、PCをプラットフォームとするゲームユーザーの拡大を図る「ゲーム分科会」の座長はMCJ。

 「デジタル家電連携分科会」ではソニーを座長として、家電とPCの組み合わせて利便性の高いソリューションを提案。ユビキタス利用促進を図る「ユビキタス利用分科会」は富士通が座長になる。ターゲット利用者層の調査およびシナリオ提案、販促施策を検討する「共同マーケティング分科会」と、テレビPC利用シナリオの中で放送事業者のビジネス機会創出について研究する「テレビPC利用協議会」ではマイクロソフトが座長を務める。

 なお、シャープやエレコムなどのメーカーをはじめ、NHKやテレビ朝日などの放送事業者、ビックカメラやヨドバシカメラなどの家電量販店、Yahoo!BBなどのコンテンツ・サービスのプロバイダーなど48社が発足当時から参加してるが、11月29日にNHKエンタープライズが加わり、49社に拡大した。今後は各分科会で具体的な活動内容の検討を行い、08年春にその活動成果に基づいた取り組みを開始する予定。