マイクロソフト、新世代Windows Liveサービス正式版を開始、全世界同時に
Windows Liveは、インターネット上で提供するWebサービスと、Webサービスと連携する無償提供の複数クライアントアプリケーションで構成する個人向けサービス。同日から、正式提供を開始した機能・サービスは「Windows Liveおすすめパック正式版」のほか、「Windows Live フォトギャラリー」「Windows Live Messenger 2008」「Windows Live メール」「Windows Live Writer」「Windows Live イベント」「Windows Live Agents」の6つ。また、従来のドメイン「@hotmail.co.jp」に加え、「@live.jp」によるWindows Live IDの新規登録が可能になった。
「Windows Liveフォトギャラリー」は、写真や動画の編集、整理、管理、共有が可能な統合型ソリューション。オンラインでプリント注文したり、写真をWindows LiveスペースのオンラインフォトアルバムやFlickrに投稿したりすることもできる。
「Windows Live Messenger 2008」は、テキストや絵文字、動画チャット、ファイル共有やVoIPなどの機能を持つインスタント・メッセンジャー。「Windows Liveメール」は、複数のメールアカウントを1つに統合できるメール・クライアントで、Windows Live HotmailやGmailなどのWebメールのほか、POPメールも一括で管理可能。同社のメールソフトでは初めてAPOPを採用し、セキュリティ面も向上した。また、アドレス帳をネットワークを介して共有でき、携帯電話からもアクセスできる。
「Windows Live Writer」は、ブログを編集・作成してWindows Liveスペースなどのブログサイトへ投稿できるアプリケーション。作成・編集したブログをそのまま投稿できる機能を充実させ、写真や地図、タグなども簡単に追加できる。「Windows Liveイベント」は、イベントの企画やコミュニティの開催などをサポートするアプリケーション。「Windows Live Agents」は、Windows Live Messengerのメンバーリストに追加できるロボット。AgentsのWindows Live IDを追加するだけで、Messengerで会話をしたり、情報を収集したりできる。今回、Windows Liveメッセンジャーアドバイザー「まいこ」とエンカルタIMアンサーの2つをリリースした。
このほか、無償のWebメールサービス「Windows Live Hotmail」、コンテンツフィルタリングソフト「Windows Live OneCareファミリーセーフティ」、Windows Liveサービスを代表する3つのコミュニケーション サービス「Windows Live Messenger」「Windows Live Hotmail」「Windows Live スペース」と、検索サービス「Live Search」がアプリケーションとして一体化した、Windows Mobile端末専用のソフト「Windows Live for Windows Mobile」で全サービスとなる。
正式版の提供にあわせ、マイクロソフトは、新世代Windows Liveの訴求キャンペーンも開始した。Xbox360専用ソフト「ロストオデッセイ」限定フィギュアなどが当たる「Windows Live×ロストオデッセイプレゼント・キャンペーン」などを実施する。
マイクロソフト=http://www.microsoft.com/japan/
「Windows Live」=http://go.windowslive.jp/
■関連記事
MS、年末商戦に向けパートナー企業との連携によるキャンペーンを本格展開
マイクロソフト、日本限定色を含む4色のワイヤレスレーザーマウスなど
米MS、「Windows Live メッセンジャー」のβ版を一般公開