HOYA、ペンタックスを吸収合併、「ペンタックス」ブランドは存続
HOYA(鈴木洋代表執行役最高経営責任者)は10月29日、連結子会社のペンタックス(谷島信彰社長)を08年3月31日に吸収合併すると発表した。これにより会社としてのペンタックスはなくなるが、カメラ事業は継続し「ペンタックス」ブランドは存続させる。
両社は06年12月、合併をめざす基本合意書を締結したが、その後、TOB(株式公開買い付け)による子会社化に方針を変更。8月、ペンタックスは一旦HOYAの子会社になった。しかしHOYAグループ全体の最適化という見地から、改めて合併することを決めたもの。
合併に際しペンタックス株式は、10月30日に東証の整理ポスト入りした後、11月30日に上場が廃止される。なお現ペンタックスの株主には、合併対価としてTOB価格と同じ1株あたり770円を08年5月20日に交付する。
HOYA=http://www.hoya.co.jp/japanese/
ペンタックス=http://www.pentax.co.jp/japan/
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