リアルネットワークス、ネット動画取り込み対応の「リアルプレーヤー11」

ニュース

2007/10/18 20:40

 リアルネットワークス(ジョン・ジアマテオ代表取締役)は10月18日、動画ダウンロード機能などを新搭載したマルチメディアプレーヤーソフトの新版「リアルプレーヤー ver.11」の日本語ベータ版を、11月末に公開すると発表した。正式版のリリースは08年内を予定している。

 発表に先立ち来日した、米本社の創設者であり会長兼CEOのロブ・グレーザー氏は、冒頭挨拶で「当社にとって創業して以来の革新的な出来事」と説明。新機能、新版の優位性に対して自信を示した。



 音楽や映像の再生機能に加え、動画のダウンロード機能を追加。webの動画サイトを利用する際、「リアルプレーヤー ダウンロードボタン」が表示され、クリックするだけでPCにデータを保存できる。データを取り込む際は、DRM(著作権保護)チェックを自動で行うので、映画など著作権で守られたデータはダウンロードできない。

 CD-RやCD-RWに書き込める機能を標準で搭載する。08年以降にリリースする有料版「リアルプレーヤープラス」では、格納したデータをワンクリックでiPodへ転送が可能なほか、DVDへの書き込みも可能になる。

 また、日本独自機能として、リアルネットワークスが12月末に公開する動画ブログ&SNSサイト「CliPlog」ベータ版にダウンロードした動画を投稿できる「ブログに書く」機能も用意した。対応OSは、11月末の日本語ベータ版ではwindowsのみで、08年内にそのほかのOSにも対応予定。



 「CliPlog」の開発には、USENでインターネット事業や、NHN Japanのオンラインゲーム「ハンゲーム」で本部長を務めた伊藤隆博・コンシューマー事業部取締役事業本部長が指揮。「動画とコミュニケーションを楽しむNO.1サイトを目指す」と意気込みを語った。



リアルネットワークス=http://www.jp.realnetworks.com/


■関連記事
リアルネットワークス、リアルプレーヤーで再生する無料の動画サービス
リアルネットワークス、月額945円で聴き放題のストリーミングネットラジオ