アップル、新OS「Mac OS X Leopard」を10月26日18時から販売開始

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2007/10/17 18:22

 アップルジャパンは10月16日、約2年半ぶりの新OS「Mac OS X バージョン10.5 Leopard(Mac OS X Leopard)」と同OSのサーバー版「Mac OS X Server バージョン10.5 Leopard(Mac OS X Server Leopard)」を、10月26日18時から販売すると発表した。オンラインストアの「Apple Store」では16日から予約の受付も開始した。

 「Mac OS X Leopard(レパード)」は、作業を効率化する「Quick Look(クイックルック)」や「Spaces(スペーシズ)」、データのバックアップや復元ができる「Time Machine(タイムマシン)」など、300以上の新機能を搭載。「Finder」には、iPod touchなどでも採用しているインターフェイス「Cover Flow」とサイドバーを追加し、検索やブラウズ、コピー時の操作性を改善した。

 価格は、シングルユーザーライセンスが1万4800円、同一の家庭内で5ユーザーまで利用できる「ファミリーパック」が2万2800円。ボリュームライセンスやソフトウェア自動送付サービスも用意する。なお、10月1日以降に、対象のMac本体を新品で購入したユーザーには、最新版にアップグレードできる「Mac OS Up-To-Dateアップグレードパッケージ」を提供する。アップグレード費用は、送付手数料1280円のみ。

 一方、サーバーOS「Mac OS X Server Leopard」は、Wikiと呼ばれる共同編集型Webページを簡単に作成・編集できる「Wiki Server」や、コンテンツを自動でサーバーにアップし、さまざまなデバイスに最適化したポッドキャストに変換する「Podcast Producer」など250以上の新機能を搭載。CalDAV(キャルダブ)標準ベースの世界初の商業版カレンダーサーバー「iCal Server」や、ネットワーク上のシステムのセットアップ、管理・監視を簡単に行うための機能も新たに盛り込んだ。

 価格は、10クライアント版が5万7800円、無制限クライアント版が11万4800円で、現在ソフトウェア自動送付サービスを利用している顧客には、サービス契約の一環として無料で同OSを提供する。また、「Mac OS X Leopard」同様、10月1日以降に対象となるXserveシステムを新品で購入したユーザーには、送付手数料1280円のみで「Mac OS Up-To-Dateアップグレードパッケージ」を提供する。

アップルジャパン=http://www.apple.com/jp/
「Mac OS X」=http://www.apple.com/jp/macosx/


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