ヤフー、1300万通のメールを消失、メール転送処理の失敗で16万IDに影響
ヤフーは10月10日、同社が提供する「Yahoo!メール」で、1か月間に渡ってメールの転送処理を失敗し、16万5807IDで受信した計1300万通のメールを消失したと発表した。
Yahoo!メールの利用者のうち、転送設定をしているユーザーが受信した一部のメールが消失したもので、9月5日14時35分-10月4日15時35分の間で発生した。転送設定をしている場合、メールボックスにはメールが残らない仕様になっているため、当該のメールはユーザーが一度も読まないままサーバーから消えてしまっており、復旧できないことも判明しているという。
同社広報は、「原因はメール転送に関するプログラムのミス。プログラム修正はすでに完了しメールは正しく転送されている。現在プログラムミス発生の原因を究明中」だという。また利用者に対しては、「順次お詫びのメールを送っている。ただし、消えてしまったメールに関してはどうしようもなく、大変申し訳なかった」とコメントしている。
同社では4月にも迷惑メールのフィルタリングサービスで不具合があり、92万IDで450万通のメールを失う事故が発生しているが、今後同様の障害を発生させないよう対策を徹底するとしている。
ヤフー=http://www.yahoo.co.jp/
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