ジャストシステム、開発者のカスペルスキー氏来日、発売記念イベントに登場
カスペルスキー氏は、ジャストシステムが9月14日に発売した総合セキュリティソフト「Internet Security 7.0」、アンチウイルスソフト「Anti-Virus 7.0」の開発者。元ソ連国家保安委員会(KGB)暗号解析のエキスパートで、現在はロシアのロシアのカスペルスキー研究所の所長を勤めている。
イベントでは、カスペルスキー氏がサイバー犯罪をテーマにプレゼンテーションを行い、サイバー犯罪の現状や、「Internet Security 7.0」の機能などを説明した。サイバー犯罪については「以前は愉快犯が多かったが、最近の犯罪は金銭が絡むものが増加している。今後はオンラインバンキングや電子マネーなどが標的になる可能性が高い」と話し、インターネットユーザーにも実害が及ぶことを示唆した。
サイバー犯罪は加害者と被害者の所属する国が違うなど、国を跨いでいるケースが多いため捜査が難しく、検挙率がなかなか上がっていないという。こうした現状を指摘した上で、「今すぐ国際警察機構を設立して、取り締まることは難しい。ユーザーがセキュリティソフトなどを利用して脅威から遠ざかるのが今一番の方法だ」と結んだ。
プレゼンテーションの終了後には、質疑応答の時間も設けられ、イベント終了時間ぎりぎりまで来店客の質問に丁寧に答えていた。なお、同様の店頭イベントを「新宿西口本店」「マルチメディア梅田」でも実施した。
ジャストシステム=http://www.justsystem.co.jp/
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